韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官は9日(現地時間)、韓国と中国は経済的に非常に密接な関係としながらも「韓米同盟が韓国の外交安保の根幹」と明らかにした。
就任後、ワシントンを初めて訪れた崔氏はダラス国際空港で、米中対立をめぐる韓国の立場を問う取材陣の質問に、「大韓民国と米国は同盟関係であり、これは韓国の外交安保の根幹」と答えた。「(一部で韓国が)同盟から遠ざかると言うのはよく分からない」とも述べた。一方で、「韓国は、米国の同盟であると同時に中国と経済的に非常に密接な関係」とし、中国について言及した。
また、「(米国が)どのようなビジョンとロードマップを持っているのか聞き、韓国の意見を話すことができれば話す」とし、「同盟どうしそのように意思疎通し、『片方に傾倒する』」というメディアの表現とは異なる」と述べた。「米中等距離外交ということか」という質問に、「等距離ではない。なぜなら同盟が基本だからだ」と強調した。 今回の訪問の目的については、「新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なので、韓米間で議論すべき懸案が多い」とし、保健、感染対策協力、両国の意思疎通の問題だと説明した。崔氏は先月外交部第1次官に就任した後、今月初めにビーガン米国務副長官と電話会談を行い、ビーガン氏の招待を受けて今回、初の訪問先として米国を訪れた。
ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com
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