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バスケの「皇帝」ジョーダンが橋渡し役、NBA選手たちがPO続行を決定

バスケの「皇帝」ジョーダンが橋渡し役、NBA選手たちがPO続行を決定

Posted August. 29, 2020 08:15,   

Updated August. 29, 2020 08:15

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非武装の黒人ジェイコブ・ブレイク氏が白人警察に銃撃された事件に抗議して試合をボイコットした米プロバスケットボール(NBA)選手たちが、バスケの「皇帝」マイケル・ジョーダン氏(57)の説得でシーズン続行を決定した。

米スポーツ専門メディアのESPNは28日、「選手たちがプレーオフを継続することにした。再開の時期はまだ決まっていない」と報じた。前日、NBAはミルウォーキ・バックスのセンスたちが銃撃事件に抗議して試合をボイコットし、他チームの選手たちもこの動きに賛同してプレーオフ3試合が実施されなかった。人種差別に対する選手たちの反発が高まっていることを受け、一部の球団はプレーオフの残り試合をボイコットするだろう、との見方も出た。

こうした状況下で、ジョーダン氏はPO続行を希望する球団オーナーたちと選手たちの間で橋渡し役を買った。ESPNによると、NBAシャーロット・ホーネッツのオーナーであるジョーダン氏は、まず選手会会長のクリス・ポール(オクラホマシティ)と話し合い、後輩選手たちが感じている気持ちと要求事項について意見を聞いた。リーグ唯一の黒人オーナーであるジョーダン氏は、その後、オーナーたちによるテレビ会議に出席し、「今は(PO中断問題の)解決策について話すよりは、選手たちの言葉に耳を傾けるべき時だ」とし、「選手たちが怒りと不安を表現できるようにしてあげるべきだ」と主張した。ジョーダン氏の呼びかけにオーナーたちは人種差別に反対する選手たちの声を表現する方法を検討することで一致した。これに応える形で選手たちもコートに復帰することを決定し。

シカゴ・ブルズでNBAファイナル制覇を6度経験したスーパースターのジョーダン氏は、現役時代に社会問題に積極的に声を出さないとして批判を浴びることもあった。だが引退後は自分流で人種差別撤廃のために努めて来た。白人警察の過剰な暴力行使で黒人のジョージ・フロイド氏が死亡した事件で、黒人社会で激しい怒りが噴出した6月には、「我々の声を集めて政治家たちに法を変えてもらい、投票を通じて制度の変化を引き出すべきだ」と言い、平和的な方法で差別に対抗することを呼びかけた。その後、スポーツ用品大手ナイキの「ジョーダンブランド」と共に10年間、1億ドル(約1185億ウォン)を人種差別撤廃のために寄付すると宣言した。


鄭允喆 trigger@donga.com