Go to contents

「ありがとう、レトロ」 ダサいなヘアシュシュの帰還

「ありがとう、レトロ」 ダサいなヘアシュシュの帰還

Posted August. 17, 2020 08:47,   

Updated August. 17, 2020 08:47

한국어

思い出のヘアシュシュ(写真)が、レトロブームに乗って帰ってきた。英語では「ヘアスクランチ」と呼ばれるこのアクセサリーは、国内だけでなく、世界的にも1990年頃に人気を集めた代表的なレトロなアイテムだ。ゴムでできた髪ひもに様々な種類のファブリックをかぶせたしわくちゃな形のために、私たちには「コプチャン(ホルモン)バンド」という愛称に慣れている。

ヘアシュシュは、髪を豊かに演出していた90年代のスタイルとよく似合った。国内では1999年、SBSのドラマ「トマト」でヒロイン役を演じた金喜善(キム・ヒソン)が着用して、全国的に品切れの大乱を巻き起こした。

2000年代以降、ヘアシュシュは下火になったダサいな流行になって姿を消したが、最近、ヘソだしTシャツやティント、サングラスなどレトロな雰囲気に乗った思い出のアイテムがファッション界の前面に登場して、その存在感が完全に変わった。ソーシャルメディア「ピンターレスト」は、今年最も注目すべき美容トレンドとして、ヘアシュシュを挙げた。昨年ヘアシュシュの投稿数は、前年比63倍も急増して、ビューティーキーワードの中で最も高い伸び率を示した。

ヘアシュシュに熱烈な反応を見せるのは、むしろ90年生まれだ。米国では、自然な美しさを追求するという「Z世代」(米国のミレ二アル世代で、1990年半ば〜2010年初頭生まれ)が派手すぎないように装いできるヘアシュシュを愛用して流行をリードしている。国内でもブラック・ピンクのジェニーをはじめ、アイユーなど90年生まれの人気スターが着用した姿を芸能番組やインスタグラムに頻繁に露出して話題になっている。彼女らは、ヘアシュシュもミレニアルの感じでおしゃれにこなす。ポニーテールや別名「お団子ヘア」(頭を丸くして巻き上げる)で束ねた後、へアシュシュのファブリックを露出させるスタイルは、若々しさを添える。髪を束ねないときは、袖口にさりげなく着用することも素敵だ。

特に暑い夏の休暇シーズン、ヘアシュシュは、ふさふさとした髪を束ねて巻き上げながらも、気軽にポイントを与えるのに最適といえる。他のアクセサリーなしで、これだけでおしゃれができる。つや

のあるシルクなどの高級素材で作られた製品も、着実に人気がある。夏だけに、クールな印象を与えるチェック柄やレース、夏ニット素材でできたヘアシュシュで自然に飾ったスタイルを演出するのもいい。


パク・ソンヒ記者 teller@donga.com