Go to contents

トランプ氏側近たち「大統領も再選の危機を感じ始めている」

トランプ氏側近たち「大統領も再選の危機を感じ始めている」

Posted June. 30, 2020 08:36,   

Updated June. 30, 2020 08:36

한국어

最近、支持率が急落しているトランプ米大統領が以前の余裕のある様子とは違って、年末の統領選で勝利できない可能性もあるということを認識し始めたという報道が出ている。

米政治専門メディア「ポリティコ」は28日、トランプ氏の側近を引用して、「トランプ氏が最近、1期で終わる可能性もあるということを認識し始めた。そのような姿を見守るトランプ政権内の参謀の苦悩も大きくなっている」と伝えた。

先週末、オクラホマ州タルサで再開したトランプ氏の選挙集会は、まばらに空席が見えるほど大規模な聴衆動員に失敗した。トランプ氏はその後、FOXニュースとのインタビューで、「私を好まない一部の人々がいるので(民主党大統領選候補の)バイデン氏が大統領になるかもしれない」と述べた。トランプ政権の2期の目標と優先政策に関する質問には、「私はこの政権内の皆を知っており、立派な人々と仕事をしている」と言って回答を避け、「今後の4年についてアジェンダや方向性がない」という批判を呼んだ。

 

CNBC放送の最近の世論調査で、トランプ氏の全国単位の支持率は38%で、バイデン氏(47%)より10ポイント近く後れを取っていることが明らかになった。米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学の共同調査では、支持率36%で、バイデン候補(50%)に14ポイントもリードされた。トランプ氏の選挙陣営の参謀だったサム・ナンバーグ氏は、「今後2週間内に35%まで落ちる可能性がある」とし、「トランプ氏は共和党大統領候補として選挙を走りつづけるのか深刻に悩まなければならないかもしれない」と指摘した。

トランプ氏は同日、ツイッターに「沈黙する多数は健全に良い暮らしをしている」とし、「私たちは選挙で圧勝するだろう」と主張した。トランプ氏は、政権でソーシャルメディア担当ディレクターを務めるダン・スカヴィーノ氏が巨大な氷山に「沈黙する多数」と書かれた写真を投稿すると、リツイートした。

再選が迫られる中、トランプ氏は支持者のツイートを相次いでリツイートし、白人優越主義スローガンである「ホワイトパワー」が含まれた映像をリツイートし、再び物議を醸した。ホワイトハウスは大統領が映像にあったスローガンを知らなかったと説明したが、最近の反人種差別デモの波と相まって、さらなる悪材料として作用するとみられる。このツイートは投稿して3時間で削除された。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com