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ポストコロナ時代をリードする「半導体人材」を育成、高麗大学が新学科を新設へ

ポストコロナ時代をリードする「半導体人材」を育成、高麗大学が新学科を新設へ

Posted June. 18, 2020 08:23,   

Updated June. 18, 2020 08:23

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高麗(コリョ)大学は2021年度から、先端産業関連の3つの学科と学部を新たに作ると、17日明らかにした。新設学科は、データ科学科、スマートセキュリティ学部、融合エネルギー工学科で、定員はそれぞれ30人だ。すべて第4次産業革命関連学科だ。

データ科学科は、第4次産業革命で最も重要な人工知能(AI)とビッグデータの分析と処理に特化した学科だ。最近、情報技術(IT)のすべての分野では、データ分析と処理技術の需要が大きく増えている。高麗大学は、データ科学科の卒業生がAI、機械学習、ディープランニングなど、様々な分野ですぐに活躍できるように、学部課程から実務的で融合的な教育を実施する計画だ。高麗大学の関係者は、「生命工学、医学、工学など様々な学問コンテンツのデータ分析と処理によって、伝統学問の考え方の枠を超えた創造的な人材を育成したい」と説明した。

スマートセキュリティ学部は、セキュリティとITの融合知識を基盤とした教育が行われる。最近第4次産業革命の進行により、主要IT産業でのセキュリティがさらに重視されている。高麗大学側は、「時代のニーズに合わせて、スマートセキュリティで新たな社会的価値を創出できる人材を養成することがスマートセキュリティ学部の目標だ」と説明した。

融合エネルギー工学は、ITにナノテクノロジーとバイオ技術を融合して、未来のエネルギー技術を開拓する人材を育成する学科だ。これまで高麗大学と韓国科学技術研究院(KAIST)が一緒に進めてきたエネルギー環境大学院の研究成果を、学部教育にまで拡大する計画だ。

高麗大学はこれらの学科のほか、半導体工学科を契約学科として新設した。ここでは、高麗大学とSKハイニックスが共同開発した4年間のカリキュラムを通じて、問題解決能力と実務知識を備えた半導体人材を育成する。SKハイニックスが、半導体工学科学生の学費全額と補助金を支援する。卒業後はSKハイニックスに入社するか、大学院課程の連携進学も可能だ。

高麗大学は、「先端産業分野が継続的に成長するためには、学部課程から専門知識を備えた人材を着実に排出することが最も重要だ」とし、「人材育成のために、既に確保した専任教員のほか、分野別の最高の専門家を教授として招待したい」と説明した。鄭眞澤(チョン・ジンテク)高麗大学総長は、「最先端の学問に接しながら成長する学生たちが、コロナ後の世界で、新しい社会が必要とする未来型コア人材として成長できるように最善を尽くしたい」と強調した。


朴在明 jmpark@donga.com