FCバルセロナとともにスペインリーグを代表するクラブのレアル・マドリードが新型コロナウィルス感染症の影響で3カ月間中断してから再開されたリーグ初戦で快調の勝利を収めた。
R・マドリードは15日、スペイン・マドリードの本拠地アルフレド・ディ・ステファノ・スタジアムで行われたリーグ第28節エイバル戦で3-1の勝利を挙げた。前半にトニ・クロースとセルヒオ・ラモス、マルセロの連続ゴールでいち早く勝負を決めた。マルセロはゴールを決めた後、人種差別反対の意思を示す片膝立ちポーズをした。
シーズン序盤にチェルシーから移籍する際、体重が増えて負傷まで重なったエデン・アザールは同日、左サイドのアタッカーとして出場し、2ゴールに絡んだ。リーグ中断中に減量した効果だった。ジネディーヌ・ジダン監督は、監督としての200試合目を勝利で飾った。ジダン監督は、レギュラーリーグとスペイン・スーパーカップ、欧州チャンピオンズリーグ(CL)、国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップを入れて通算132勝42分け26敗を記録している。
勝ち点が59になたR・マドリードは、前日にマジョルカを4-0で下したリーグ首位バルセロナ(勝ち点61)を勝ち点差2で追い上げている。チーム当り10試合ずつを残している状況で、リーグ後半戦の両チームの優勝争いは一段と激化する見通しだ。
一方、孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)の欧州ビッグクラブへの移籍説が流れ続けている中、イングランド・プレミアリーグのアーセナルの伝説的スター、イアン・ライト氏は孫興民について、スペインリーグの二大名門クラブでプレーできる能力を十分持っていると絶賛した。ライト氏は15日、英国メディア「メトロ」のインタビューで、「孫興民はR・マドリードとバルセロナで活躍できるレベルの選手だ。両足を使い、スピードと決定力などを全て備えたアタッカーなのに、まだオファーがないのは驚きだ」と話した。
兪載泳 elegant@donga.com