トランプ米大統領の選挙陣営が10日、CNNに警告書簡を送った。世論調査の結果を取り消して謝罪しなければ法的措置に出るという。8日に発表されたCNNの調査で、民主党の大統領選候補のバイデン前副大統領が、トランプ氏を14ポイントリードしたことが分かると、「フェイク調査」と問題視したのだ。CNN側が「このような脅迫を受けたのはCNNの歴史で初めて」と言うほどめったにないことだ。人種差別抗議デモの強硬鎮圧で逆風を迎えているトランプ氏が苛立っていることがうかがえる。
これに対してトランプ氏は19日、オクラホマ州タルサで、大規模な大統領選遊説を再開する。米全域で新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために外出禁止とソーシャルディスタンス規制が始まって以来3ヵ月ぶり。
オクラホマ州は4年前、トランプ氏が36ポイント差でヒラリー・クリントン候補を退けて圧勝した地域だ。遊説が行われるタルサは、1921年に白人の群衆が黒人と彼らの商店を銃で攻撃し、大規模流血事態が発生した地域だ。人種差別問題が起こっている時に適切な選択ではないという指摘も出ている。
トランプ氏はまた、アリゾナ、ノースカロライナ、フロリダなど激戦州と票田のテキサス州でも遊説を行う予定だ。トランプ氏は最近、6つの激戦州全てでバイデン氏にリードされている。
トランプ氏の選挙陣営は、遊説先でソーシャルディスタンスの指針やマスクの使用などを求めないと明らかにした。米紙ワシントン・ポストは、「トランプ氏が遊説計画を明らかにしたフロリダ州やテキサス州、アリゾナ州などは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大している地域」と指摘した。
ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com
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