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ドイツ版「カレーの奇跡」、4部リーグチームが史上初のDFBポーカル4強入り

ドイツ版「カレーの奇跡」、4部リーグチームが史上初のDFBポーカル4強入り

Posted June. 11, 2020 09:06,   

Updated June. 11, 2020 09:06

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4部リーグチームだったカレーRUFCは、1999~2000シーズンにフランスサッカー協会(FA)カップで上位リーグのチームを次々と倒して決勝に勝ち進んで準優勝し、奇跡の代名詞になった。

2019~2010シーズンにドイツ版の「カレーの軌跡」が起きた。ブンデスリーガ4部リーグに所属するFCザールブリュッケンがドイツサッカー協会(DFB)ポーカル準決勝に進出したのだ。ザールブリュッケンは10日、ドイツ・フェルクリンゲンに位置するヘルマン・ノイベルガー・シュタディオンで行われたブンデスリーガ1部の名門レバークーゼンとの準決勝で0-3で敗れた。決勝進出はならなかったが、4部リーグチームが77年の歴史を誇るDFBポーカルで準決勝まで進出したのは初めて。

ザールブリュッケンは1回戦で2部リーグのSSVヤーン・レーゲンスブルクを3-2で制し、2回戦では1部のFCケルンを3-2で破る番狂わせを演じた。3回戦でもカールスルーエSC(2部)をPK戦(5-3)を制しベスト8進出果たした。準々決勝でも1部リーグのデュッセルドルフと1-1で引き分けて持ち込まれたPK戦を7-6で勝利しベスト4入りの奇跡を起こした。

準決勝で対戦したレバークーゼンとは選手の年俸だけでも大差がある。欧州選手の年俸と移籍金などを専門的に扱う「トランスファーマルクト」によると、ザールブリュッケンの選手27人の年俸総額は370万ユーロ(約50億ウォン)に過ぎない。現在1部リーグ5位のレバークーゼンは選手25人の年俸総額が3億8000万ユーロ(約514億ウォン)に上る。奇跡を起こしたザールブリュッケンは3部リーグ昇格も達成した。新型コロナウィルス感染症の影響でシーズン終了となり、4部リーグ1位だったザールブリュッケンの昇格が確定したのだ。


兪載泳 elegant@donga.com