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ローマ教皇「コロナの感染再拡大を防ぐためには政府のガイドラインに従うべき」

ローマ教皇「コロナの感染再拡大を防ぐためには政府のガイドラインに従うべき」

Posted April. 30, 2020 08:01,   

Updated April. 30, 2020 08:01


フランシスコ・ローマ教皇(写真)が、新型コロナウイルス感染症の再拡散を防ぐために、各国政府のガイドラインを忠実に従わなければならないと訴えた。

バチカンニュースによると、教皇は28日(現地時間)、官邸として使われるバチカンの「サン・マルタ館」でミサを執り行いながら、「大流行(パンデミック)が再び戻ってこないように慎重さ、ガイドラインに従う従順さなどを与えて下さるよう、主にお祈りする」と述べた。

26日、イタリア政府は、来月4日から小規模な親戚訪問の許可など、一部の封鎖緩和措置を発表した。一部の司祭と信者たちは、「ミサ再開は含まれていない。政府が宗教の自由を抑圧する」と不満を表わした。彼らの一部は、ジュゼッペ・コンテ首相に抗議書簡まで送った。

これを考えれば、規律と服従を強調した同日の教皇の発言は、「新型コロナウイルスの状況が良くなる時まで待ちなさい」という意味を迂回的に表現したという分析が出ている。コンテ首相も、「安全を確保する範囲でミサ再開が可能かどうか、さらに工夫したい」と明らかにした。


任寶美 bom@donga.com