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現代自、「8段自動変速」のベロスターNを販売

現代自、「8段自動変速」のベロスターNを販売

Posted April. 22, 2020 08:13,   

Updated April. 22, 2020 08:13


現代(ヒョンデ)自動車は、高性能車両・ベロスターNの2度目のモデル「2020ベロスターN」を21日発売して、販売を開始した。

ベロスターNは2018年に初めて披露した現代自のNモデル車である。Nモデルは、走行能力を引き上げた現代自の高性能車両モデルで、国内では初の高性能車のブランド名でもある。2020ベロスターNは、2年前のモデルに8段湿式ダブルクラッチトランスミッション(N・DCT)を追加した。既存の手動変速機に電気式クラッチ作動装置「アクチュエータ」を適用して、運転者が自動変速と手動変速を等しく使えるようにした。

NDCTは、クラッチの動作にオイルを使って潤滑性能と冷却性能を大幅に向上させ、高トルクを発揮するエンジンに対応できるようにした。これにより、2020ベロスターNのガソリン2.0のターボエンジンは最高出力が275馬力、最大トルクは36.0kg・mを発揮する。停止状態から時速100キロに到達する時間は、手動変速機の仕様より0.5秒短い5.6秒である。運転の楽しさを加えることができるように、変速時の加速感を強化した「Nパワーシフト(NPS)」、ダイナミックな走行状況に適した変速を自動的に具現する「Nトラックセンスシフト(NTS)」、一定時間の間、エンジンと変速機の最大性能を引き上げる「Nグリーンシフト(NGS)」などの機能も備えている。

スポーツカーに適用されるヘッドレスト一体型のスポーツバケットシートである「Nライトスポーツバケットシート」は、オプションとして追加できる。座る部分に高級合成素材であるアルカンターラを使っており、腰の側面の支持部(サイドボルスター)と太ももの側面部位の高さを高めて、急激なカーブ走行時も運転者が安定した姿勢で走行に没頭できるようにした。

運転者が走行機能を選べるようにインフォテインメント装置に搭載した「Nグリーンコントロールシステム」は、以前より改善した。機能が作動したり、作動条件が備わっていないときは、これを運転席のインパネ(クラスタ)に表示して、ドライバーがすぐに車の状況を知ることができるようにした。前方衝突防止補助(FCA)、運転者注意警告(DAW)、車線維持補助(LFA)、車線離脱防止補助(LKA)、ハイビーム補助(HBA)、後側方衝突警告(BCW)、後方交差衝突警告(RCCW )などの知能型安全技術も提供する。価格は、個別消費税1.5%基準で2944万ウォンからとなっている。


徐亨錫 skytree08@donga.com