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パラサイト招待の大統領府の昼食会にも「チャパグリ」…文大統領「妻が捧げる」

パラサイト招待の大統領府の昼食会にも「チャパグリ」…文大統領「妻が捧げる」

Posted February. 21, 2020 08:23,   

Updated February. 21, 2020 08:23

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、奉俊昊(ポン・ジュノ)監督をはじめとする映画「パラサイト」の関係者を大統領府に招いて、「不平等解消を最高の国政目標にしているが、反対も多く、すぐに成果が現れないので非常に気が焦る」と述べた。

文大統領は、映画パラサイトがアカデミー賞で4冠を獲得したことについて、「あの誇らしさが新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態により困難を経験している韓国国民に、非常に大きな誇りになり、多くの勇気を与えた。その点について特に感謝する」と語った。同日の昼食会では、製作者であるクァク・シンエ・パルンソンE&A代表、ハン・ジンウォン作家などをはじめ、俳優の宋康昊(ソン・ガンホ)、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、パク・ソダム氏などが参加した。

特に文大統領は、「私は『パラサイト』が示した社会意識について、非常に深く共感している」とし、「不平等があまりに堅固になって、まるで新しい階級のように感じられるほどになった」と語った。また「映画アカデミーへの支援を大幅に増やすなど、しっかりサポートしたい」とし、「しかし、口出しは絶対にしないだろう」と述べた。これに対して、奉監督は、「大統領が長くおっしゃるのを見て、衝撃のるつぼに陥った」とし、「普段から体化された問題についての主題意識があるので、すらすらおっしゃっているような」と答えた。

文大統領の夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏が参加した同日の昼食メニューとして、映画の中で貧富格差の象徴として登場した「チャパグリ(チャパゲティ+ノグリ)」も出てきた。文大統領は、「妻が棒監督をはじめ、皆さんに捧げるチャパグリだ」と紹介した。

一方、大統領府の関係者は、「コロナ19の確定者が増えている中、パラサイト・チームの昼食会を延期すべきだという議論はなかったのか」という質問に、「そのような議論は聞いたことがない」と話した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com