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米太平洋軍空軍司令官、「北朝鮮、ICBM準備終了の可能性」

米太平洋軍空軍司令官、「北朝鮮、ICBM準備終了の可能性」

Posted February. 15, 2020 08:42,   

Updated February. 15, 2020 08:42

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米太平洋軍空軍のテレンス・オショーネシー司令官が、「北朝鮮が米本土に脅威となる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の準備を終えた可能性がある」とし、ミサイル防衛能力の改善を求めた。

「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)などによると、オショーネシー氏は同日、上院軍事委員会の公聴会に提出した書面の返答で、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が昨年12月に言及した『新しい戦略兵器』が何かは明らかでないが、最近の北朝鮮のエンジン実験は過去よりも改良されたICBMの発射実験をする準備ができていることを示唆する」との考えを示した。

 

オショーネシー氏は、北朝鮮が核を装着したICBMで米本土の脅威となる能力を示したと明らかにした。そして、「北朝鮮は2017年の水素爆弾だけでなく、北米の大半に到達できる2個のICBMの実験に成功した。これは、国連安全保障理事会常任理事国5ヵ国だけが達成した」と指摘した。北朝鮮は昨年12月7日と同月13日に平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンプクト・チョルサングン・トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場で、ICBMのエンジン実験と推定される重大実験をしたと明らかにした。

オショーネシー氏は、「北朝鮮とイランの潜在的ミサイル攻撃に対して信頼できる防衛能力を提供しなければならない。ICBMの弾頭を正確に探知して識別し、追跡する能力が迎撃に欠かせない」と強調した。

 

チャールズ・リチャード米軍戦略司令官も同日、書面の返答で、「北朝鮮は国際ルールを無視して地域の不安を助長する悪意的な行動を続けてきた。米国に到達できるように設計されたICBM級ミサイルをテストし、短距離および中距離弾道ミサイルの数も増やした」と報告した。

リチャード氏は、「戦略司令部は同じ考えを持つ地域のパートナーと協力し、軍事緊張を減らさなければならない」と強調した。また、北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)の達成に向けて米外交官と国防総省が努力していると付け加えた。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com