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「パラサイト」のTVバージョン、主人公は誰?

「パラサイト」のTVバージョン、主人公は誰?

Posted February. 13, 2020 07:45,   

Updated February. 13, 2020 07:45

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「ポン・ジュノ監督は計画があったのか」

映画「パラサイト」で、第92回アカデミー授賞式で4冠王に輝いたポン監督の次の行動に、世界の耳目が集まっている。ポン監督は米国で残るインタビューとプライベートの予定を消化した後、早ければ来週初めにも帰国する予定だ。ポン監督は先に帰国した「バルンソンE&A」のクァク・シンエ代表が、俳優のソン・ガンホ氏らと共に19日午前11時、ソウル中区(チュンク)のウェスティン朝鮮ホテルで公式に記者会見を行う予定だ。

まず、カンヌとオスカーを席巻した巨匠の行動と次作への関心が熱い。5月31日、米TNTで放送されるドラマ「スノーピアサー」がオスカー効果を享受した。原作映画「雪国列車」のティルタ・スウィントン役はジェニファー・コネリーが、ソン・ガンホの役はダヴィッド・ティグスが演じた。

映画「パラサイト」もドラマのリメイクが確定した。この作品は「ゲーム・オブ・スローンズ」、「ニュースルーム」、「チェルノブイリ」で有名なHBOで放送される。ポン監督は、「ビックショート」、「バイス」などを演出したアダム・マッケイ監督と共同制作する予定だ。オスカー受賞後、具体的な制作計画を発表する予定だったので、「パラサイト」のドラマバージョンがどのような形で公開されるのか、オスカー授賞式の前からファンたちは気がかりだった。

 

ポン監督は先月、米メディアとのインタビューで、「映画は2時間に限定されるが、映画のシーンとシーンの間に起こり得ると考えた多くのストーリーがある。このアイディアを5、6時間で自由に探険したい」と話した。ポン監督は「パラサイト」のドラマバージョンについて、イングマール・ベルイマン監督の映画「ファニーとアレクサンデル」を例に挙げた。第56回オスカー授賞式で外国語映画賞を含め4部門を席巻したこの作品は、TVと劇場2つのバージョンで制作された。ポン監督は、「家政婦ムン・グァン(イ・ジョンウン)の顔になぜアザがあったのか」「ヨンギョ(チョ・ヨジョン)とミンヒョク(パク・ソジュン)の秘密の関係」など映画に盛り込めなかった微妙な関係に触れた。

世界のファンの間では、ドラマ「パラサイト」のキャスティングをめぐって意見が溢れている。ハリウッドメディアの「デッドライン」は、「キャスティングまでまだ行くべき道が遠いのに、マーク・ラファロが主演になるといううわさが流れている」と伝えた。SNSには有色人種の配役を白人俳優に変える「ホワイトウォッシング」を憂慮する声も出ている。「アジアの俳優をキャスティングしなければならない」、「背景が米国なら多様な人種を抜てきすべきだ」と書き込まれた。

ポン監督はオスカー受賞直後の韓国記者団との懇談会で、映画の次回作2件について言及した。ポン監督は、ソウル都心で起こる独特の恐怖状況を描いた韓国語映画と、2016年にロンドンで発生した実話を背景にした英語の映画を2年前から準備しているという。英語の映画はそれぞれ英国と米国で撮影するものとみられる。これに対して英ロンドンの高層アパートであるクレッペルタワーの大火災(実際の火災発生は2017年)というなど、推論がネットに出ている。CNNは、「次回作について問う質問に、ポン監督が詳しい説明は省略し、『計画はある。それが私の仕事だ』と答えた」と伝えた。


李?? baltika7@donga.com