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柳賢振がトロントへ出国、最大の援軍は新人三人組

柳賢振がトロントへ出国、最大の援軍は新人三人組

Posted December. 26, 2019 08:15,   

Updated December. 26, 2019 08:15

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ロサンゼルス・ドジャースで柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)は、ベテラン捕手ラッセル・マーティン(36)や2019年ナショナルリーグMVPに輝くコディ・ベリンジャー(24)らにしっかり助けられた。柳賢振はマーティンとバッテリーを組んで20試合(130回3分の2)で防御率1.52という抜群の成績を出した。外野手のベリンジャーは47本塁打、115打点の恐るべき火力と抜かりのない守備で柳賢振を応援した。

トロント・ブルージェイズに移した柳賢振が、「激戦地」アメリカンリーグ東地区で活躍するためには、チームメイトたちの支援が切実だ。チームの立て直しに入ったトロントは、今後発展可能性の高い「有望株三人組」が布陣している。2019年にメジャーデビューした3人はレジェンドたちの2世と言う共通点がある。

最も注目を集めている有望株は三塁手ブレディミール・ゲレーロJr.(20)だ。ゲレーロJr.の父親は2018年に殿堂入りした「怪獣」ブラディミール・ゲレーロ(メジャー通算打率.318、449本塁打)だ。マイナーリーグ時代から超有望株として注目されたゲレーロJr.は、今季の123試合で打率.272に15本塁打を記録した。7月のオールスター戦の本塁打ダービーで、史上最多の91本塁打を放ち、父譲りの怪力を披露した。当時、決勝戦でピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)に1本差で優勝こそ逃したが、鮮烈な印象を残した。

2015年に殿堂入りしたクレイグ・ビジオ(通算打率.281、291本塁打)の息子、キャバン・ビジオ二塁手は100試合に出場し、打率.234をマークした。打撃は多少弱いが、優れた守備力を見せつけ、ア・リーグ新人王投票で5位に入った。ボー・ビシェット遊撃手は7月にようやくメジャーに呼ばれ、出場試合数は46しかないが、打率.311、11本塁打と好成績を残した。ビシェットの父ダンテ・ビシェット(通算打率.299、274本塁打)は主にコロラド・ロッキーズで活躍し、オールスターに4回選出された巨砲だ。

柳賢振とバッテリーを組む捕手は、メジャー2年目のダニー・ジャンセン(24)だ。ジャンセンはフレーミングとブロック能力が優れた守備型捕手。野球統計サイト「ファングラスス」によると、ジャンセンのフレーミング数値(ストライクゾーンとボールゾーンの境目に入るボールをストライクにして見せる能力)は8.1でメジャーリーグ全体8位だ。これはゾーンの隅々を攻略する柳賢振の投球スタイルと好相性になりそうだ。

ソン・ジェウMBCスポーツプラス解説委員は、「トロントが球団史上最高額の自由契約選手(FA)契約で柳賢振を獲得したのは、2、3年後に、これらの有望株とともに躍進したい計画を持っているからだ。柳賢振との契約期間を4年にしたのも、そうしたプランを考慮したからだ」との見方を示した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com