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米国務省ナンバー2になったビーガン氏、「対北朝鮮協議、積極的に臨む」

米国務省ナンバー2になったビーガン氏、「対北朝鮮協議、積極的に臨む」

Posted November. 02, 2019 08:11,   

Updated November. 02, 2019 08:11

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米朝実務協議の代表を務める米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が先月31日(現地時間)、国務省「ナンバー2」である副長官に指名された。ビーガン氏は対北朝鮮政策も指揮するとされ、米朝協議に力が入れられるという見通しが出ている。

ホワイトハウスは同日、トランプ米大統領がサリバン副長官を駐ロシア大使に指名し、その後任にビーガン氏を起用したことを公式に発表した。CNNは、国務省高官を引用して、「ビーガン氏が副長官に昇進しても、北朝鮮との協議を引き続き指揮する」と伝えた。ビーガン氏は同日、新任の李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使に会った席でも、国務省内の変化に関係なく米朝協議に積極的に臨む考えを確認したと、駐米大使館は明らかにした。米紙ワシントン・ポストは、「ビーガン氏が北朝鮮との協議を指揮しても、日常の管理はアレックス・ウォン国務次官補(東アジア・太平洋担当)に任せることになるだろう」と伝えた。ウォン氏は昨年6月のシンガポール米朝首脳会談後、国務省内に構成された「ポスト・シンガポール」作業部会の実務を担い、ビーガン氏を補佐しているという。

ビーガン氏が上院の承認公聴会を通過すれば、ポンペオ国務長官に次ぐ国務省ナンバー2に浮上する。国務省が出した声明によると、ビーガン氏はコンドリーザ・ライス元国務長官やデニス・マクドノー元大統領首席補佐官など米国内の外交・安全保障専門家の幅広い支持を受けている。

ビーガン氏が今後、副長官に続き上院出馬説が飛び交うポンペオ氏のバトンを受け継ぐという観測も流れている。ポンペオ氏は先月28日、FOXニュースに出演し、「トランプ大統領がチームにいることを望む限り、国務長官を務める」と述べ、出馬説を一蹴したが、頻繁に地元カンザス州を訪れるなど、相次ぐ政治的行動に政界進出説が絶えることなく流れている。


朴湧 parky@donga.com