先月に通算5度目のマスターズ優勝を果たした「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズ(44=米国)が大統領自由勲章を受章した。
トランプ米大統領は7日、ホワイトハウスのローズガーデンでウッズの首に直接勲章をかけながら「本日、我々はゴルフというスポーツを替えた真のレジェンドで特別な選手とともにしている。彼は、また大変立派な人だ」と話した。
1963年にケネディ大統領(当時)が初めて受章した大統領自由勲章は、米国の民間人がもらえる最高の勲章だ。ウッズは、スポーツ選手では同勲章を受章した33人目になった。ゴルフ選手ではジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマー、シフォードに次いで歴代4人目だ。
トランプ大統領は、「ウッズは世界の数多い人たちにゴルフというスポーツを知らせた。彼は米国の偉大さと献身を象徴する存在だ」と褒め称えた。
フィールドの上では冷静な勝負師のウッズだが、この席ではこみ上げる感情を隠せなかった。ウッズは同日のイベントに出席した母親と子供たち、交際女、キャディーらに「ここにいる方たちは、私が良い時と悪かった時、上がった時と下がった時を全部見守った。あなたたちがいなかったら、私はここにいなかっただろう」と涙ぐんだ。
最近腰の負傷と各種スキャンダルで試練の時期を過ごしたウッズは、今年のマスターズで優勝し、米男子ツアー(PGA)通算81勝目を挙げた。サム・スニードのツアー最多勝利記録(82勝)にもあと1勝を残している。
ウッズとトランプ大統領はたびたび一緒にゴルフをする仲だ。ウッズはトランプ大統領所有のドバイのゴルフ場にデザインにも参加している。
李憲宰 uni@donga.com