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米高官「北朝鮮に何度もだまされた…圧力を継続」

米高官「北朝鮮に何度もだまされた…圧力を継続」

Posted March. 29, 2019 09:02,   

Updated March. 29, 2019 09:02

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ポンペオ米国務長官、デイビッド・スティルウェル国務次官補候補(東アジア・太平洋担当)、エイブラムス在韓米軍司令官などトランプ政権の外交安保担当者が27日(現地時間)、上・下院公聴会で北朝鮮に対する圧力に関する構想を明らかにした。

国務省で韓半島問題を総括するスティルウェル氏は上院の承認公聴会で、「すでに北朝鮮に何度もだまされた。北朝鮮の言葉だけ聞いて退かない」とし、「北朝鮮に対する圧力は変わらずに継続する」と明らかにした。特に「最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)までは、いかなる制裁も解除されてはいけないと考えるか」という質問にも「そうだ」と答えた。「北朝鮮の核・ミサイル計画は最も喫緊の課題だ」とも付け加えた。 

下院外交委に出席したポンペオ氏も、「2回目の米朝首脳会談後、希望した北朝鮮の大きな動きはまだ見ていない」とし、「国連安全保障理事会の決議の履行を継続し、世界のすべての国がそうするよう最善を尽くす」と述べた。

エイブラムス氏は下院軍事委で、「北朝鮮の核・ミサイル活動は非核化と一致していない」と批判し、「非核化交渉が中断し、韓半島で敵対行為が再発する時、これを感知する米国の情報監視能力が十分でない可能性もある」と懸念を示した。

下院の制裁に関する公聴会に出席した国連の北朝鮮制裁委員会のヒュー・グリフィス委員長も、「北朝鮮が賢く制裁を避けている」と強調した。禁止品目であるメルセデスベンツやロールスロイスのファントムなど高級車が北朝鮮に搬入されたことと関連して、「これは核と弾道ミサイルに必要な小さな品も密搬入できることを意味する」と憂慮した。

このように政権の官僚らが「圧力を継続する」と強調したが、最近「追加制裁の撤回」をツイッターに投稿したトランプ氏と意見の相違があるのではないかという観測も流れている。ポンペオ氏は、「トランプ氏が追加制裁の撤回をツイートする前、相談されたか」という質問に、「私の記憶では、それは米財務省の制裁だった」とし、ホワイトハウス側の説明が偽りであったことを事実上、認めた。

トランプ氏は21日、財務省が北朝鮮と取引した中国の海運会社2社に対する追加制裁を発表すると、「今日発表された制裁を撤回するよう指示した」とツイートし、論議を呼んだ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com