Go to contents

姜正鎬が4年ぶりオープン戦で2本塁打

Posted February. 26, 2019 10:26,   

Updated February. 26, 2019 10:26

한국어

ほぼ2シーズンを丸ごと休んだのに、「才能」だけは変わりなかった。ピッツバーグ・パイレーツのクリント・ハードル監督が、「完全にクレイジーだ」と言うほどだ。飲酒運転などでオープン戦に4年ぶりの出場したピッツバーグの姜正鎬(カン・ジョンホ=32)がオープン戦で連続打席本塁打を放ち、健在ぶりをアピールした。

姜正鎬は25日、米国フロリダ州のブレイダントン・レコムパークで行われたマイアミ・マーリンズとのオープン戦に5番三塁手で出場し、2度打席に立ち2回とも本塁打を放った。

チームが1-0でリードした2回裏、先頭打者として打席に立った姜正鎬はカウント2-2で相手先発トレバー・リチャーズの134キロのチェンジアップを豪快に打ち返した。ボールは左中間フェンスを超え、姜正鎬は3塁ベールを回りながら特有の敬礼パフォーマンスを見せた。

2本目のアーチは4回に出た。相手投手は直近の3シーズンをKBOリーグのKIAで過ごし、今年米国に帰って来たヘクター・ノエシ(32)。姜正鎬はカウント1-1で迎えた3球目のスライダー(時速135キロ)を引っ張りと、左フェンスを軽く超えた。姜正鎬は6回にキブライアン・ヘイスと交代されるまで守備でも自分に向かって飛んできたボール3つを安定的に処理した。コリン・モーランと正三塁手の座を争っている姜正鎬は、攻守両面でコーチ陣に強い印象を与えた。

2015年にメジャーリーグデビューした姜正鎬は同年に15本塁打を放った。膝の負傷で2016年のスプリングキャンプには参加できなかったが、シーズン中盤に復帰し21本塁打を記録した。だが、同年飲酒運転後に逃走する事件で奈落に落ちた。2年間を活躍する場を持てずに過ごし、昨季の終盤3試合に出場し6打数2安打を放ったのが全てだ。

だが、今年再び機会を掴むと巨砲三塁手としてのタレントを遺憾なく発揮した。姜正鎬は、「2016年にも(5月7日の)復帰戦で本塁打2本を放ったのを覚えている同僚フランシスコ・セルベーリが『8年休んでから帰って来ても本塁打を放ちそうだ』と祝福してくれた」と言い、「守備のコンディションもシーズンが始まれば試合感覚をさらに上げられそうだ」と話した。

姜正鎬を見る地元メディアの視線にも変化が生まれた。今月中旬、「2シーズンを休んだ姜正鎬に大きな期待をかけてはならない」としていたピッツバーグの地元メディア「ピッツバーグ・ポストガゼット」は、この日の試合後に「彼が与えられた機会を最も効率良く使った」と態度を変えた。MLB.comも「姜正鎬が最初のオープン戦で一部で持ち上がった憂慮を振り払った」と伝えた。


李沅柱 takeoff@donga.com