ＬＰＧＡにデビューするイ・ジョンウン、新人王なら５年連続の韓国勢受賞

「ホットシックス」イ・ジョンウン（２３＝大方建設）が米女子ツアー（ＬＰＧＡ）進出について悩んでいる時、１年先輩のコ・ジンヨンの勧誘は大きな力になった。コ・ジンヨンは昨年、ＬＰＧＡツアーに飛び込んでデビュー戦から優勝を飾った勢いで新人王まで受賞した。

イ・ジョンウンもコ・ジンヨンに次いで花道を歩むことができるだろうか。１４日、豪州のアデレードにあるザ・グランジＧＣ（パー７２）で開幕するＬＰＧＡツアーのＩＳＰＳハンダ豪州女子オープンを見れば、ある程度見当がつくことだろう。

イ・ジョンウンは今大会でＬＰＧＡツアーの２０１９シーズンを始める。昨年、ＬＰＧＡツアーのクオリファイングシリーズを首席で合格し、この２ヵ月間は全羅南道海南（チョルラナムド・ヘナム）とタイで高強度のフィジカルトレーニングに加えスイングを磨くのに集中した。９日に豪州入りしたイ・ジョンウンは、大会のコースを回りながら適応に力を入れた。イ・ジョンウンは、「初戦だし、新しいキャディと初めて息を合わせるので緊張している。コースが難しく、強い風の影響を受けるので、慎重に攻める必要がある」と話した。

イ・ジョンウンは、今季の目標として新人王を最優先に挙げた。その夢が叶えれば、キム・セヨン、田仁愛（チョン・インジ）、朴城炫（パク・ソンヒョン）、コ・ジンヨンに次いで５年連続での韓国選手の受賞となる。イ・ジョンウンは、「まだベストの体調ではない。シーズンを通してパット感覚を研ぎ澄ますために頑張りたい」と話した。

大会主催側は、ホームページに「韓国のスーパースターの新たな旅立ち」という見出しの記事を掲載し、２年連続で韓国ツアー賞金王を達成したイ・ジョンウンのＬＰＧＡツアーデビューへの期待感を示した。イ・ジョンウンのＬＰＧＡツアーへの登録名は、国内同様「イ・ジョンウン６」だ。

昨年新人として６７年ぶりに公式デビュー―戦で優勝したコ・ジンヨンは、「昨年の幸せだった瞬間が今も生々しい。初戦なので、欲張らないで長い道のりへの旅立ちを控えて軽くワームアップをするつもりで参戦したい」と話した。

今季開幕戦で優勝を飾った韓国勢の最年長、チ・ウンヒ（ハンファＱセル）も出場する。世界ランキング１位のアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）の活躍にも注目が集まる。


金鍾錫 kjs0123@donga.com