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終戦宣言と核の部分申告、「ハノイ宣言」に盛り込まれる

終戦宣言と核の部分申告、「ハノイ宣言」に盛り込まれる

Posted February. 11, 2019 08:28,   

Updated February. 11, 2019 08:28

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米朝が3日間の平壌(ピョンヤン)実務協議で、2回目の首脳会談で採択する「ハノイ宣言」に終戦宣言に関する内容と寧辺(ヨンビョン)核施設の部分申告を盛り込むことで歩み寄った。米朝は「ビッグディール」に向けた非核化行程表の合意は、来週、ベトナム・ハノイなどアジアの第3国で開かれる後続実務協議で話し合われる。

米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表の訪朝過程を知るある外交筋は10日、「ビーガン氏が平壌実務協議で米朝首脳会談に『青信号』が灯ったという趣旨の反応を示した」とし、「終戦宣言と寧辺核施設の部分申告は、ハノイ首脳会談で採択する合意文に含まれるだろう」と話した。非核化の初期段階で北朝鮮が執る措置と米国の相応の措置で合意したということだ。ビーガン氏は6~8日に平壌で、北朝鮮の金赫哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表と実務協議を行った後、9日に康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と交渉結果を共有し、10日にワシントンに戻った。

また別の政府関係者は、「ビーガン氏は『非核化をどのように実現させるのかについて北朝鮮とプレゼンテーションを交わした』と説明した」とし、「これまで公開されていない実質的な内容について議論したという説明もあった」と伝えた。実際、ビーガン氏は帰国前、与野党議員との面談で、「北朝鮮が以前と比べて前向きだ」と明らかにした。北朝鮮が、米国に制裁緩和を求め、寧辺以外のウラン核施設の閉鎖を提案したという観測も流れている。むろん、ビーガン氏は9日、康氏に会って、「北朝鮮と解決しなければならない難題がある」と述べ、この点については追加交渉が必要であることを示唆した。

金宜謙(キム・ウィギョム)大統領府報道官は10日、定例会見で、「今回の米朝実務協議は、具体的な米朝の立場を話し合う有益な機会だった」とし、「ビーガン氏は非核化の解決方法について『We are on the same page(韓米の考えは同じだ)』と表現した」と伝えた。ビーガン氏が言及した非核化の方法について大統領府関係者は、「韓国政府の立場はスモールディールではない」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は近くトランプ米大統領と電話会談を行い、首脳会談の議題と戦略について話し合うという。

一方、トランプ氏は9日(現地時間)、ツイッターに、「27、28日にベトナム・ハノイで首脳会談が開かれる」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の指導の下、北朝鮮は偉大な経済強国(economic powerhouse)になるだろう」と投稿した。


ムン・ビョンギ記者 シン・ナリ記者 weappon@donga.com · journari@donga.com