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微細手術ロボット「ドクター許浚」、腰の椎間板手術もてきぱき

微細手術ロボット「ドクター許浚」、腰の椎間板手術もてきぱき

Posted October. 25, 2018 09:25,   

Updated October. 25, 2018 09:25


「下に椎間板、上には神経が見えますね。周辺を取り巻く脂肪組織も見えますし」

24日午前11時30分、ソウル西大門区新村(ソデムング・シンチョン)セブランス病院の臨床医学研究センター。セブランス病院神経外科のシン・ドンア教授が、医学部解剖実習用遺体の腰の部分に長い管型の医療器具「カテーテル」を入れながら話した。

しかし、シン教授は、患者が横たわっている手術台にはいなかった。3メートルほど離れた椅子に座って、画面を見ているだけだった。その代わり、シン教授は、バックパックぐらいのデバイスにぶら下がった長いペン型のツールを手にした。ペン型ツールの先端を前方に押すと、手術台上のカテーテルが前進した。左下にツールの先端を移すと、カテーテルも首を同じ方向に回した。モニターには、体内の椎間板の部位が明るく見えた。シン教授は、「何かゲームをしているような気分になる」と話した。

この機器は、精巧な人体内手術に特化した遠隔ロボットシステム「ドクター許浚(ホ・ジュン)」。韓国科学技術研究院(KIST)とセブランス病院、韓国技術教育大学、ロボットや医療機器メーカーが2013年から共同開発した。同日研究チームは、5年間開発したドクター許浚を初めて、実際人体を対象に実験を行った。カン・ソンチョルKIST医療ロボット研究団長は、「2016年と2017年にそれぞれ1、2回ずつ、動物(豚)を対象に前臨床試験を行って、安全性と性能を確認した」とし、「最後に人間の遺体で実験している」と明らかにした。

研究チームが開発したカテーテルは、直径が3ミリと細い。目で見ればチョルミョン(小麦麺)のようだった。ところが、この先端に、高性能水中カメラが搭載されている。カメラの開発に参加した半導体企業「インジ」のシン・インソプ所長は、「水中カメラの視野角は140度で、既存のカメラの二倍だ」と耳打ちした。実際にモニターに表示される画面は、施術部位のすぐ前と周辺部まで明るく照らしていた。

手術服を着たKIST医療ロボット研究団のキム・チョンウ先任研究員が、カテーテルに手術用微細鉗子を取り付けた。彼は鉗子を操作して、患部を一気にカットした。カン団長は、「患部を2~3ミリだけ開けば、カテーテルを入れて手術もできる」とし、「これからカテーテルをより細くして、目や脳、耳鼻咽喉科手術に応用できるようにする予定だ」と語った。


ユン・シンヨン東亜サイエンス記者 ashilla@donga.com