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ノーベル賞・劉曉波氏の妻が米国に到着

Posted September. 28, 2018 08:36,   

Updated September. 28, 2018 08:36

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中国政府から国家転覆扇動容疑をかけられて服役していて病死したノーベル平和賞(2010年)受賞者、劉暁波の妻である劉霞(写真)が、中国人権討論会と作家授賞式に出席するため、米ニューヨークに渡った。7月に自宅軟禁から8年ぶりに自由の身になり、ドイツのベルリンに到着後最初の公式日程である。

27日(現地時間)、香港誌サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)などは、25日午後、ニューヨークに到着した劉霞は、26日と27日の二日間、ここでの行事に出席したと報じた。劉霞は、作家廖亦武と一緒にこの行事に出席した。廖は天安門民主化デモを素材に詩「虐殺」を書いて、4年間収監生活をした中国の反体制作家だ。

劉霞は26日、コロンビア大学の中国専門家であるアンドリュー・ネイサン教授が主催した中国人権関連討論会「力のない中国民衆のパワー」に出席した。この討論会で劉霞は、「私はまだ暁波について何を言うべきかわからない」と語りながら、夫を振り返った。廖作家は、「暁波は最後の瞬間まで、心に憎しみを抱かなかった」と語った。続いて、「彼は劉霞が(中国を)去ることを願った」と付け加えた。

27日は廖作家と一緒に、ヴァーツラフ・ハヴェル図書館財団が授与する「勇敢な作家のための平和」の授賞式に出席した。劉霞も受賞候補にノミネートされたが、廖作家がこの賞を受賞した。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com