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金正恩氏「米国を騙せば報復に耐えられない」

金正恩氏「米国を騙せば報復に耐えられない」

Posted September. 27, 2018 08:19,   

Updated September. 27, 2018 08:19

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の非公開メッセージと関連して、「(正恩氏が)『北朝鮮が、米国を騙して、強力な報復にどのように耐えられるだろうか。今回こそ北朝鮮の意思を信じてほしい』と話した」と明らかにした。平壌(ピョンヤン)で会った正恩氏の非公開のメッセージを明らかにし、第2回米朝首脳会談の早期開催に続く終戦宣言の採択など米国の積極的な「相応の措置」を説得した。

訪米中の文大統領は同日、米外交協会(CFR)で開かれた招請演説で、「米国が北朝鮮の安全を保証して北朝鮮の経済発展に向けて支援するなら、正恩氏はいくらでも核を放棄する意思を持っていると信じる」とし、このように話した。

さらに「正恩氏は平壌南北首脳会談で『多くの世界の人々が依然として北朝鮮を信じることができず、嘘や時間稼ぎと考えていることを承知している。しかし騙したり時間稼ぎをして、北朝鮮が一体何を得ることができるだろうか』と話した」と伝えた。

第2回米朝首脳会談の推進が公式化された中、早期の終戦宣言の採択の必要性も繰り返し強調した。文大統領は26日、国連総会での基調演説で、「今や国際社会が、北朝鮮の新たな選択と努力に肯定的に応える番だ」とし、「国際社会が道を開くなら、北朝鮮が平和と繁栄に向かって足を止めないと確信する」と強調した。文大統領は25日、米FOXニュースとのインタビューでは、「もはや問題は北朝鮮がある程度真剣な核廃棄の措置を取る場合、米国が相応の措置をどの程度スピードをもって実施するかにかかっている」とし、「終戦宣言ができるだけ早期になされることが望ましいという共感が(24日の韓米首脳会談で)概ねなされた」と明らかにした。

トランプ米大統領は、北朝鮮の非核化履行を強調し、終戦宣言に対する直接的な言及は避けた。トランプ氏は24日、韓米首脳会談で「正恩氏側から非核化実現に向けた熱い意志を確認した」としつつも、「急ぐことではない」と述べた。25日の国連総会での演説では、「まだ(非核化と関連して)すべき事がたくさん残っている」とし、「非核化が実現するまで制裁は維持する」と明言した。


ニューヨーク=ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com