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NYに「Kファッション」常設ショールームを開館、地元業界から「韓国デザイナーはクリエイティブ」と大好評

NYに「Kファッション」常設ショールームを開館、地元業界から「韓国デザイナーはクリエイティブ」と大好評

Posted September. 11, 2018 07:44,   

Updated September. 11, 2018 07:44

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8日(現地時間)午後7時頃、ニューヨーク・マンハッタンのファッション1番地、ソーホー(SOHO)グリーンストリート。雨の降る悪天候にもフランスの高級ブランド・エルメス店舗の向かいにニューヨークで活動するファッションデザイナー、モデル、バイヤーなど300人余りが集まった。この日、韓国のファッション(Kファッション)ブランドを常設展示するショールーム「ザ・セレクツ(The Selects)」がここに初めてオープンしたからだ。

「こんにちは。レッドベルベットです」

同日の開館式は、ザ・セレクツのコラボパートナーとして選ばれたKポップグループ「レッドベルベット」の音楽と動画で始まった。映像が終わると、店舗の片隅のカーテンが瞬時に開いた。韓国デザイナーたちの服を着て、マネキンのように身動きせずに展示スペースに立っていたモデルたちが、早いテンポの音楽と一緒に一斉に歩いて出てくると、雰囲気は最高に盛り上がった。室内は「ウオ!」という嘆声が響いた。

同日、店舗の片方の壁面には、ライ(LIE)、カイ(KYE)、ザ・セントール、ブンザカンマ―、ホファンシミュレーション、ヒードゥンフォレストマーケット、ノアン(Nohant)、ビヨンドクロゼット、ビムウィエト、ソウィングバウンダーレス(SWBD)の10件のKファッションブランド服が披露された。ライのイ・チョンジョン・デザイナーは、「外国のデザイナーが、ニューヨークでバイヤーに会うのは容易なことではない」とし、「ニューヨークのファッション1番地ソーホーに常設専用ショールームができたことは、世界市場への進出を狙う韓国デザイナーたちには大きなチャンスになる」と語った。

ザ・セレクツは、英国ロンドン、フランス・パリ、イタリア・ミラノとともに世界4大ファッションウィークに挙げられるニューヨークファッションウィーク期間(6~14日)にオープンし、ニューヨーク・ファッション業界の注目を集めた。同日の開館式に出席したマンディ・エリクソン・ニューヨーク・ショールーム7代表は、「米国の消費者はクリエイティブな新しいファッションに飢えている」とし、「韓国のデザイナーたちは非常にクリエイティブで革新的であり、実用的なので成功すると思う」と期待を示した。

ザ・セレクツは今後、Kファッションのほか、Kポップ、Kビューティー、Kフードなど、韓国の創意産業(Creative industry)を代表する複合ショーケースの拠点として活用される予定だ。同日店舗の入り口には、韓国産化粧品(Kビューティー)も展示された。韓国コンテンツ振興院のチョン・ギョンミ大衆文化本部長は、「Kポップをはじめ、Kビューティー、Kフードなどとのコンテンツ融合を通じて韓流を広める足掛かりにしたい」と語った。

韓国のファッションデザイナーたちも存在感を表わした。ニューヨークファッションウィークの公式行事に選ばれた韓国ファッションデザイナーの世界進出プロジェクト「コンセプト・コリア」のイベントでは、韓国のストリートファッションブランド「IISE」がニューヨークの舞台にデビューした。ニュージャージーで生まれ育った韓国人2世のキム・インテ(31)、インギュ(30)の兄弟は、2013年に韓国を訪問後、伝統建築と文化からインスピレーションを得て、ソウルでIISEを起業した。米国で成長した韓国人2世がKファッションブランドで、ニューヨークのファッション市場に「逆進出」したのだ。インギュ氏は、「ろうそく集会期間中にソウル都心で毎日目撃したデモ隊と戦闘警察の姿が、社会と共同体の進歩を示す象徴だと思った」とし、「今年、韓国の警察制服などからインスピレーションを得たストリートファッションをニューヨークに紹介した」と語った。

JFK国際空港の免税店に進出したニューヨークの韓国系ファッションデザイナー、ユ・ナヤンなども、独自のファッションショーを開いて実力を披露した。韓国のファッションブランド「クホ」は、マンハッタンでプレゼンテーションを行った。


朴湧 parky@donga.com