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W杯で存在感高まった孫興民、「ウェルカム、サンディエゴ!」

W杯で存在感高まった孫興民、「ウェルカム、サンディエゴ!」

Posted July. 27, 2018 09:45,   

Updated July. 27, 2018 09:45

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米国のテレビ中継映像はワームアップをしている孫興民(ソン・フンミン=26、トッテナム・ホットスパー)を何度も映した。スタンドには、「ソン・フンミン!ウェルカム、サンディエゴ」と英語で書かれた紙を手に持ったファンもいた。ロシア・ワールドカップ(W杯)で見せつけた鮮烈なミドルシュートによる得点と、ドイツ戦で見せた圧巻の全力疾走に次ぐ得点で世界の耳目を集めた孫興民の高まった存在感がうかがえる場面だった。

孫興民は26日、米国カリフォルニア州のサンディエゴで行われた2018インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のASローマ(イタリア)戦で試合開始前から高い注目を集めた。孫興民が後半17分に交代出場すると、スタンドからは熱い拍手と歓呼が沸いた。ICCは欧州ビッグリーグのクラブが参加し、米国、オーストリア、シンガポールなどで試合を行うプレシーズンのイベント大会だ。

孫興民は、トッテナムが3点差でリードした状況で投入され、攻撃に絡むチャンスは多くなかった。トッテナムが無失点を意識して、守備的なプレーをしたためだ。しかし、28分間をプレーする間、最前線とサイドを行き来しながら鋭いカウンターを仕掛け、守備では相手を積極的にプレスをかけた。トッテナムが4-1で勝利した。

この日の試合は、孫興民が2018~2019シーズンに激しい主力争いを余儀なくされることを予告した。ポジションのライバルたちが大活躍し、最高のパフォーマンスを見せたからだ。サイド攻撃でポジションを争うルーカス・モウラが左足シュートなどで2ゴールを決めた。最前線攻撃要員であるフェルナンド・ヨレンテはヘディングシュートなどで2点を奪った。ロシアW杯でイングランドがベスト4に進出したため、多くの試合を戦った主力FWのハリー・ケインやMFデレ・アリは体力回復のため出場しなかった。

一方、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)所属の有望株、チョン・ウヨン(19)も同日行われたユベントス(イタリア)戦に交代出場し、1軍試合でプレーした。チョン・ウヨンは得点に絡めず、チームは0-2で負けた。


鄭允喆 trigger@donga.com