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「医療機器から規制改革」 文大統領が革新成長の第一歩

「医療機器から規制改革」 文大統領が革新成長の第一歩

Posted July. 20, 2018 09:29,   

Updated July. 20, 2018 09:29

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、規制革新点検会議を突然取り止めてから3週間ぶりに規制革新現場を訪れ、政権2期の革新成長政策を始動した。

文大統領は19日、京畿道城南市盆唐(キョンギド・ソンナムシ・プンダン)のソウル大学病院ヘルスケア革新パークを訪れ、「革新技術を医療現場で人を助けて治療することに十分活用しなければならない」とし、「医療機器産業の古い慣行と制度、不必要な規制の廃止が始まるだろう」と述べた。

「医療機器規制革新現場訪問」を行った文大統領は、小児糖尿にかかった息子の血糖測定機を海外から直接持ち込み、医療機器法違反で告発されたキム・ミヨンさんのケースを言及し、「誰のための規制で何のための規制なのか問わざるを得ない」と指摘した。

文大統領は、「医療機器は開発より許可と技術評価を受けることが難しいという話を聞いた」とし、「規制革新が容易でない分野だが、医療機器産業で規制革新を成し遂げれば、他の分野の規制革新も活気を帯びるだろう」と強調した。政府は同日、糖尿測定機など体外診断機器は技術評価期間を現行390日から80日に短縮するなど、医療機器許認可規制改編案を出した。

同日の現場訪問は、先月27日に「内容不十分」を理由に規制革新点検会議を突然取り止めて公職社会にレッドカードを出した文大統領の最初の規制革新現場訪問だ。特に、医療機器を規制革新模範事例に挙げたことをめぐって、過去の政権との差別化を図っているという見方が出ている。まだ大企業が掌握できていないグローバル新成長産業で中小ベンチャー企業を育成することに規制革新政策の優先順位を置くという狙いだ。

大統領府関係者は、「医療機器などバイオ産業は過去の政権でも規制を廃止しようとしたが、成果を出せなかった分野」とし、「このような分野から大胆に規制を解いて成果を広げていかなければならない」と話した。


ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com