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訪朝した中国外相、南北米中会談を要請か

訪朝した中国外相、南北米中会談を要請か

Posted May. 03, 2018 08:20,   

Updated May. 03, 2018 08:20

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中国の王毅外相が2日午前、平壌(ピョンヤン)に到着した。3日まで平壌に滞在する王氏は、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談した後、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と面談するという。

中国と北朝鮮は2日午後まで王氏の平壌での行動と関連した情報を伝えなかった。王氏は、△米朝首脳会談前後と予想される習近平中国国家主席の訪朝日程を確定し、△南北首脳が板門店(パンムンジョム)宣言で明らかにした平和体制交渉は、中国が参加した南北米中4者会談にならなければならないと要求するなど、米朝首脳会談を控えて中国の立場を北朝鮮に具体的に伝えると見える。南北首脳会談の結果に対する説明も聞く模様だ。

南北首脳は先月27日の板門店宣言で、平和体制の構築に向けて「南北米3者または、南北米中4者会談を推進する」と明らかにした。「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)中国語版は、「王氏が中国『パッシング』(素通り)を阻止するために突然訪朝した」と分析した。在韓米軍撤収など中国の韓半島利害関係に直結する平和協定交渉で中国が排除されてはならないという立場を伝えるための積極的介入外交の一環ということだ。

中国外相の訪朝は、2007年7月以来11年ぶり。王氏と北朝鮮との間で習主席の訪朝時期がどのように調整されるかも注目される。北京外交当局者は、「(習主席の訪朝の時期は)常識的に米朝首脳会談の前ではないだろう」との考えを示した。習主席が訪朝に続き訪韓する可能性があるという観測も流れている。


尹完準 zeitung@donga.com