２０１８平昌（ピョンチャン）冬季五輪・パラリンピックを控えて、韓国旅行を便利に楽しめる特別カードとパスが登場する。２２日に開業するソウルと江陵（カンヌン）を結ぶ高速鉄道（ＫＴＸ）と地下鉄、バスなどの公共交通機関はもちろんのことシャトルバスの利用や観光名所での割引など多様なサービスが受けられる。
文化体育観光部は２１日、韓国観光公社、韓国鉄道公社、韓国訪問委員会と連携し、観光と交通面でのサービスを結び付けたオリンピック限定のカードとパスを発売すると発表した。オリンピック限定カードとパスは、国内と海外からの観光客が公共交機関を利用して便利に大会開催都市（江原道の平昌、江陵、旌善）を足を運んでもらい、競技を観戦するのに止まらず、開催都市以外の地域への観光にもつながることを期待して企画された。
国内人専用の「ソウル～江陵パス」は、来年１月３日から３月３１日までの期限付きで利用でき、ソウル～江陵間のＫＴＸや嶺東（ヨンドン）－太白（テベク）線を無制限に利用できる。また、首都圏と江原道（カンウォンド）の観光地を結ぶＧシャトルバスの無料搭乗券が提供され、五輪競技の観戦とともに、気軽に江原道の観光地を旅行できる。
外国人専用の「平昌コレール・パス」は海外から五輪観戦のために来韓する外国人たちに、地方の観光地巡りを期待して企画されたもので、２月１日から３月２５日までの大会期間限定で利用できる。ＫＴＸはじめセマウル号、ムグンファなど全国の鉄道が乗り放題で、ソウル、釜山（プサン）、済州（チェジュ）など全国６都市のシティーツアーも無料で利用できる。チャージ式の交通カードも提供され、個人で訪問した観光客の移動の利便性を高めた。今年１月から外国人観光客向けで発売している「コリア・ツアーカード」もオリンピック特別カードを発表した。必要なだけの金額をチャージして全国の公共交通機関を利用でき、全国１７８ヵ所にある提携会社の店舗で割引サービスが受けられる。
孫佳仁 gain@donga.com
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