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「まともな練習ができない」 ミックスカーリング代表が「練習休止」を決定

「まともな練習ができない」 ミックスカーリング代表が「練習休止」を決定

Posted December. 19, 2017 09:15,   

Updated December. 19, 2017 09:16

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「今週は練習なしにしました」

長いため息が聞こえてきた。平昌(ピョンチャン)冬季五輪開幕まで、あと50日あまり。今こそ、大詰めの調整に向けて汗を流しているはずだが、ミックスカーリングの韓国代表は「練習休止」を決めざるを得なかった。ミックスカーリング代表のチャン・バンソク監督は18日、「2週目のリンクでの練習は、まともにメニューをこなすこともできず、泰陵(テルン)選手村でフィジカルトレーニングだけを行った。このまま練習を続けては逆効果になるかもしれないという気がして20日まで練習を休むことにした」と話した。

毎日が大事なミックススカーリング代表チームが、このような決定を下したのは練習環境のためだ。先月、五輪競技が行われる江陵(カンヌン)カーリングセンターで適応練習を行った代表チームは、公平性と競技場の設備作りなどを理由に今月から競技場を空けなければならない。

問題は、代案として選択した利川(イチョン)訓練院のカーリング場も状態が良くないことだ。チャン監督は、「(ストーンを置くために)スライディングをすると体が片方に傾くほどだった。まともな練習をするには問題があった」と説明した。泰陵(テルン)選手村から利川訓練院までの往復3時間ほどの移動距離も負担になった。代表チームの外国人コーチたちは大韓カーリング競技連盟宛に環境の改善を訴える電子メールも送った。代表チームは、先週から選手村でフィジカルトレーニングだけを実施してきたが、氷上練習ができないためむしろストレスがたまるばかりだと話した。

日本での練習を終えて帰国したカーリング男女代表は、21日から鎮川(チンチョン)選手村に設けられたカーリング場で練習を行う方針だ。連盟は、江陵カーリングセンターの氷を管理する海外のアイスメーカーを呼んでいるだけに氷の管理には自信を表明しているが、実際にどんな状態になるかは未知数だ。

来年1月初めに鎮川競技場で全国冬季体育大会が開催されることも代表チームには不安材料だ。チャン監督は、「大会の準備のために氷の手入れをしたりすると、既存の練習時間も削られるだろう。競技場の一部を使って大会を行い、片方で代表チームの練習を行うという連盟の提案も頷けない」と不満を吐露した。代表チームが要求したシミュレーション(五輪と同じような規模で観客を動員して実戦感覚を身につける)練習も、まだ計画が立っていない。ホームでの五輪まで、あと50日あまりだが、足並みの乱れは改善されていない。



姜泓求 windup@donga.com