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新しい検定歴史教科書、2020学年度から使用

新しい検定歴史教科書、2020学年度から使用

Posted July. 27, 2017 09:10,   

Updated July. 27, 2017 09:16

廃止された国定歴史教科書に代わる新しい検定歴史教科書が、2020学年度から現場の学校で使用される。当初2018学年度から新しい検定教科書を使用しようとしていた計画を2年遅らせたのだ。学校現場では再度の混乱が避けられなくなり、教科書の開発に乗り出した出版社も被害を被ることになった。

教育部は26日、国定歴史教科書廃止の後続措置を発表した。検定歴史教科書の導入時期を2年遅らせたのは、執筆期間の不足で「不良教科書」が出てくることもありうるという懸念が大きかったからだ。昨年末、政府が2018年度から国・検定教科書を混用することを決めたことを受け、一歩遅れて検定教科書の開発に取り掛かり、それ以来執筆期間の不足を巡る論議が起こった。

教科書検定審査機関である韓国教育課程評価院は、歴史学界とマスコミ、市道教育庁などから提起された教育課程・執筆基準改正の意見140件余りを分析した結果、2020年に新しい検定教科書を適用する場合、要求事項の約90%を反映できると見ている。教育部は、新しい歴史教科書を2020年から使用できるように教育課程の総論付則を改正する予定だ。

また、2018学年度の適用を目指して進めてきた既存の検定教科書の開発は打切り、歴史科教育課程と執筆基準から新たに作ることにした。国定歴史教科書と同じ教育課程と執筆基準を基に、検定教科書を製作してきたためだ。

教育部の関係者は、「独立運動史が過度に縮小され、韓国史と世界史の内容連携が不足し、北朝鮮と関連する否定的記述が過度に多いという意見などが示された」と語った。教育部は、歴史科教育課程と執筆基準を見直した後、来年1月に検定教科書開発スケジュールを策定する計画だ。

教育部の決定が次々と変わり、各学校の混乱は続くものと予想される。2015年の改訂教育課程に沿った新しい教科書は、2018年度に小学校3~4年生、中学1年生、高校1年生から適用される。ところが、歴史科目だけが唯一、2009改訂教育課程が適用された旧教科書を使うことになった。

2018学年度に使用する検定教科書の開発に乗り出した複数出版社も、被害を受けることになった。とある出版社の関係者は、「短い期間中に教科書を作らなければならず、多くの人材と費用を投入した状況なのに、突然スケジュールが中止となり、少なからぬ損害を受けることになった」とし、「教科書を引き続き製作しなければならない出版社としては、政府に対して公式に問題を提起することも難しい」と話した。



柳德泳 firedy@donga.com