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「銀河鉄道999」が韓国で40周年展、原作者・松本零士氏が初来韓

「銀河鉄道999」が韓国で40周年展、原作者・松本零士氏が初来韓

Posted March. 27, 2017 08:31,   

Updated March. 27, 2017 08:31

「銀河鉄道999で『999』とは未完成を意味します。1000は大人になることを意味しますね。永遠に大人にならない鉄郎は私でもあります。だからこそ、『銀河鉄道999』は永遠に完成しない物語です」

永遠に止まらない列車「銀河鉄道999」の原作者である松本零士(78・本名=松本晟)が初めて韓国を訪れた。死んだ後は骸骨が残るように、自分の志も永遠だろうという意味が込められた赤いスケルトン帽子も一緒だった。26日、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある芸術の殿堂のハンガラム美術館で、「銀河鉄道999の発表40周年記念展」の記者懇談会が開かれた。

9歳の時から漫画を描き始めた彼は、今年でデビューから70年以上が過ぎた。宇宙戦艦ヤマト(1974)、銀河鉄道999(1977)、宇宙海賊キャプテンハーロック(1978)、千年女王(1980)などを描いた彼は2012年、フランスの文化芸術勲章であるシュヴァリエを受賞した。

今年で発表40周年になる「銀河鉄道999」は、19歳の時、彼が乗った東京行きの夜行列車からモチーフを取ってきた。機械工学者になりたかったが、経済的に貧しかった彼は、金を稼ぐために上京した。戦闘機のパイロットだった父親が、人間の死は見たくないという理由から、野菜行商に仕事を変えたからだ。「当時、東京行きの列車がトンネルを通過したが、暗いそのシーンを私は、宇宙のように感じました。お金をたくさん稼ぐことができるという夢を抱いていたので、列車は私には希望でした。その時、『銀河鉄道999』に乗らなかったなら、私は今、この場にはいなかったでしょう」。

1938年生まれの彼は、日本の戦争世代だ。子供の頃、戦場で銃弾を拾って遊んだという彼は、「戦争は日常だった」と告白した。 「子供の頃から人の命には終わりがあることを知っていました。そのため、限られた人生を一生懸命に生きたいと思いましたよ」。

人間の限りのある生命は、「銀河鉄道999」を貫通する世界観でもある。西暦2221年を背景にした漫画には、機械人間が登場する。永遠の命を夢見る人間が、肉体を脱ぎ捨てて、機械の体を選択する世界が到来したのだ。人間の肉体を守ろうとした母親が、機械人間に殺される場面を目撃した主人公・鉄郎は、永遠な機械の体を捨てて、有限な人間の生活を選ぶ。

「生きているのは、限られた時間を生きることを意味します。永遠に生きることができれば、いい加減に生きるんじゃないでしょうか?ひょっとして機械で永遠に生きることができるとしても、私は限られた人間の人生を選びたいと思います」



李知訓 easyhoon@donga.com