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国防白書「北朝鮮のSLBM実践配備が可視化」

国防白書「北朝鮮のSLBM実践配備が可視化」

Posted December. 21, 2016 08:19,   

Updated December. 21, 2016 08:23

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国防部が今月末に刊行する「2016年版国防白書」で「北朝鮮政権と北朝鮮軍は韓国の敵」という表現を継続して使用していることが分かった。また、「北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実践配備が可視化する」という内容が含まれたという。国防白書は2年ごとに刊行され、朴槿恵(パク・クンへ)政府では2回目の刊行となる。

20日、軍当局によると、16年版国防白書には、「北朝鮮政権と北朝鮮軍は韓国の敵」という内容が含まれる。軍は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の時に刊行された04年版国防白書以降、主敵表現を削除し、10年版国防白書から「北朝鮮政権と北朝鮮軍は韓国の敵」と記述してきた。核兵器と長距離ミサイル開発で北朝鮮の軍事的脅威が加重されたため、対北認識を変える必要がなかったとみえる。

SLBMの戦力化や核弾頭小型化が完成したかどうか北朝鮮の核能力をどのように記述するかも関心事だ。14年版国防白書では、「北朝鮮の核小型化能力が相当な水準に達した」としながら「北朝鮮の核兵器」という表現を初めて使った。また、北朝鮮が兵器級プルトニウム40キログラムを保有したと推定され、高濃縮ウラン計画を進行中だと記述した。

軍消息筋は、「16年版国防白書には、SLBMの実践配備が可視化するという内容が入るが、核小型化達成の有無など北朝鮮の核能力に関連した技術は14年と大差ないと理解している」と指摘した。北朝鮮が核小型化を成し遂げて核ミサイル開発を終わらせたり実践配備したという北朝鮮の主張が反映された内容は含まないということだ。

 

これに対して軍内外では、北朝鮮が今年2度の核実験を実施し、SLBMや長距離ミサイル発射に成功したことから、核小型化を事実上達成したと見なければならないという主張も出ている。



尹相虎 ysh1005@donga.com