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METオーケストラの初来韓、トップクラスのメゾソプラノの「青ひげ公の城」

METオーケストラの初来韓、トップクラスのメゾソプラノの「青ひげ公の城」

Posted May. 16, 2024 08:51,   

Updated May. 16, 2024 08:51

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世界の声楽家たちに「夢の舞台」と呼ばれるニューヨークメトロポリタンオペラ所属のメトロポリタンオペラオーケストラ(METオーケストラ)が初めて韓国を訪れる。

1883年に創立され、グスタフ・マーラーやアルトゥーロ・トスカニーニ、ブルーノ・ワルターなど伝説的指揮者たちの調教を受けてきた同楽団は、ソウルロッテコンサートホールで6月19日、バルトークオペラ「青ひげ公の城」などを舞台に上げ、20日はモーツァルトのコンサート用アリアとマーラー交響曲5番を演奏する。2018年から同楽団とMETの音楽監督を務めるカナダの指揮者ヤニック・ネゼ=セガン(49)が指揮する。

今回の公演は、華麗な声楽共演陣でも注目を集めている。19日、バルトークの「青ひげ公の城」は、メゾソプラノの中で現役最高の人気を集めているエリーナ・ガランチャが主人公ユディット役で出演する。ラトビア出身のガランチャは、2008年、メトロポリタンでロッシーニの「セビリアの理髪師」のヒロインであるロジーナ役でデビューし、以後米国とヨーロッパを行き来しながらメゾソプラノが注目されるほとんどすべての役割をこなしてきた。2003年には、オーストリア・ウィーン国立オペラ劇場の「宮廷歌手」の称号を受けた。

「青ひげ公の城」は、城の城主が結婚した妻たちを相次いで殺害するというシャルル・ペローの童話から素材を取ってきた。ガランチャは、「ヒロインのユディットは非常に複雑で多層的な女性だ。彼女が持つ内的葛藤を効果的に表現し、観客が共感できるようにする」と明らかにした。青ひげ役には、METやロサンゼルスオペラ、サンフランシスコオペラ、ザルツブルクフェスティバルなどで活躍してきたベースバリトンのクリスチャン・ヴァン・ホーンが出演する。METオーケストラは19日、「青ひげ公の城」に先立ち、公演前半にはワーグナーの「さまよえるオランダ人」の序曲とドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」の組曲を演奏する。

20日の公演で、モーツァルトのコンサート「アリア」はソプラノのリゼット・オロペサが歌う。モーツァルト「私は行くわ、でもどこへ?」や「ベレニーチェ、何しているの」「この日の昇る太陽よ」などを披露する。オロペサは2019年、メトロポリタンオペラ・ビヴァリー・シルズアーティスト賞を受賞し、欧州と米国の代表オペラ劇場を行き来しながら活躍している。

ネゼ=セガンは、ロッテルダム・フィルハーニー管弦楽団の首席指揮者を経て、現在METとフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務め、北米出身の指揮者の中でも最も注目されている。彼は、「最高のオペラオーケストラという特性上、METオーケストラは舞台で何が起きるのか常に注意を払い、作品が変化する感じを表現している」と説明した。10万~47万ウォン。1544-7744


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com