
この軟膏、今シーズンはもっと人気を集めそうだ。ユン・ソンビンがシーズン初戦から優勝を果たしたからだ。4日、カナダのウィスラーで開幕した2016~2017国際ボブスレー・スケルトン競技連盟(IBSF)ワールドカップ(W杯)第1戦の男子スケルトンで1回目と2回目の合計1分45秒86の記録で金メダルを獲得した。ユン・ソンビンがW杯で金メダルを獲得したのは昨シーズンの第7戦に次いで2度目。
ユン・ソンビンは、「気持ち良くシーズンを始めることができれ幸せだ。今後も良い結果を出せるよう頑張りたい」と語った。韓国スケルトン代表のチョ・イングク監督は、「ユン・ソンビンは成長を続けているので、引き続き管理してあげれば2018年の平昌(ピョンチャン)五輪でも良い成績を出せるだろう」と期待を語った。
平昌五輪の金メダルを争うとみられる「アイスの上のウサイン・ボルト」マルティンス・ドゥクルス(32=ラトビア)の不振が続いていることもユン・ソンビンには有利な要素だ。ドゥクルスは同日、1分46秒26で4位で試合を終えた。ユン・ソンビンはドゥクルスに次いで世界ランキング2位で昨シーズンを終えたが、二人の実力の差は大きくなかった。昨シーズンの8回のW杯でユン・ソンビンに1位を明け渡した第7戦を除いては、毎回ドゥクルスが金メダルを取った。昨年の世界選手権でもドゥクルスは金メダル、ユン・ソンビンは銀メダルだった。
ユン・ソンビンはドゥクルスについて、「越えられない壁のような存在だと思った憧れの選手だった。自分から挨拶をしてもあまり反応してくれなかったので、なおさらそう感じたかもしれない」と話したこともある。しかし、今後もことはわからない。近くドゥクルスがユン・ソンビンにタイガーバームを買える所を聞いてくるかもしれない。
一方、韓国のボブスレーの看板、ウォン・ユンジョン(31=江原道庁)とソ・ヨンウ(25=競技BS連盟)は前日、ボブスレー男子2人乗りで1回目と2回目の合計1分44秒69で銅メダルを首に掲げた。韓国代表のイ・ヨン総監督は、「2回目の時、ウォン・ユンジョンが足に痙攣を起こしたため、もっと良い成績が出せなかった。それでも最後までベストを尽くした二人に感謝する」と話した。
黃奎引 kini@donga.com






