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韓日軍事情報包括保護協定、9日に第2回協議

韓日軍事情報包括保護協定、9日に第2回協議

Posted November. 09, 2016 10:04,   

Updated November. 09, 2016 10:06

韓国と日本が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結に向けた2回目の課長級実務協議を9日に開催することにし、早ければ今月にも協定が締結される見通しだ。

国防部は8日、「韓日両国は9日にソウル国防部庁舎でGSOMIA第2回実務協議を開催する予定だ」と明らかにした。国防部は、2012年6月に署名直前に失敗に終わったGSOMIA協議を再開すると先月27日に発表し、1日に東京、9日にソウルで課長級実務協議を行うなど、異例のスピードで協定締結を推進している。軍関係者は、「2012年にすでに協定案がほぼ完成していたので、両国間の意見の相違がなければ、2回目の協議を最後に実務協議が終わる可能性が高い」とし、「協定締結まで長い時間はかからないだろう」と話した。

第2回協議で協定案が完成されれば、韓国と日本は協定締結案をそれぞれ閣議で決定する。その後署名式を経て協定は公式に発効される。

軍当局がGSOMIA締結を軍事作戦のように速戦即決で推進することに対して、世論が崔順実(チェ・スンシル)事態に注目している隙を狙ったという指摘も出ている。旧日本軍慰安婦などの歴史問題が清算されず、国民の反対世論が依然としてある中、野党が推薦する責任首相がGSOMIA締結を問題視する前に協定締結を終わらせようとするということだ。同日、国会国防委員会全体会議で、野党「共に民主党」の金炳基(キム・ビョンギ)議員は韓民求(ハン・ミング)国防部長官に、「国民の多数が反対する協定を国家が重大な危機に直面した時にあえて急いで推進する理由があるのか」と詰め寄った。これに対して韓長官は、「時期が重なりはしたが、徹底して軍事的必要性によって推進するもの」とし、北朝鮮の核の脅威に備えるためのものであることを強調した。



孫孝珠 hjson@donga.com