
今夏の欧州サッカー移籍市場で史上最高額の1億500万ユーロ(約1315億ウォン)の移籍金でイタリア・セリエAのユベントスからEPLのマンチェスター・ユナイテッドに移籍したポグバだが開幕4試合目にも得点がない。このため、今季の有力な優勝候補とみられたマンUは20日現在、7位まで順位を下げた。ポグバはマンUでプレーしたが、2012年にユベントスに移籍した。
ポグバは18日のワトフォード戦を含めEPL復帰後の4試合にフル出場したが得点やアシストなど攻撃ポイントがない。枠内シュートも2本だけだ。10日、地元ライバルのマンチェスター・シティ戦と18日のワトフォード戦では2試合連続で枠内シュートがなかった。2試合でのシュートも2本だけだった。この4試合でのボールタッチ数は、いずれもチーム内1、2位だった。ボールに触れる回数に比べて中身がなかったことになる。
ポグバの不振は、移籍後のフォーメーション変化に適応できていないからだとみられている。古巣ユベントスは4-3-1-2、もしくは3-5-2の布陣を主に採用した。どちらもMFのポグバは3人以上のMF陣に入っていた。だが、マンUは主として4-2-3-1を採用し、ポグバはほとんどを2列目でプレーした。この位置は、4バックラインの1次防御ラインの使命まで任され、負荷が重い。ユベントスでのように、積極的に攻撃に加担しづらいフォーメーションなのだ。
マンU出身でイングランド代表を経験したポール・スコールズ(42)は、「大金を払って獲得したポグバが良いパフォーマンスを見せられていない。ポグバはユベントスの中盤では物凄い活躍をした」と話した。インランドのサッカー専門家らが、マンUのジョゼ・モウリーニョ監督がポグバの使い方を変えるべきだと指摘しているのも同じ脈絡からだ。
이종석기자 イ・ジョンソク記者 wing@donga.com