朴槿恵(パク・クンへ)大統領が8日、与党セヌリ党の議員129人全員を大統領府に招いて昼食懇談会を開くと、セヌリ党と大統領府が5日、明らかにした。4月の総選挙以降ギクシャクした与党と大統領府の関係を修復し、与党の結集を模索する席になるとみえる。
セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表は同日、院内対策会議で昼食懇談会の開催について明らかにし、「経済再生と国民生活の対策に総力を尽くすために心を一つにする席になるだろう」と話した。
大統領府の関係者は、「朴大統領は、与党議員と挨拶し、国政懸案への与党の協力を要請する予定だ」と話した。
朴大統領が、セヌリ党議員全員を大統領府に招いて食事懇談会を開くのは、2014年1月7日の夕食会、昨年8月26日の昼食会に続き3度目。朴大統領が「背信の政治」と非難し、昨年7月8日に院内代表を辞任した劉承ミン(ユ・スンミン)議員は、1年ぶりに朴大統領に会うことになる。
劉議員は無所属で当選し、先月16日にセヌリ党非常対策委の電撃的な決定で復党した。この過程で党と大統領府の関係は冷え切った。先月17日に予定された党・政府・大統領府の会合も延期になった。同会合は7日に開かれる。
朴大統領は今回の昼食会を党と大統領府および派閥間の和合の契機にし、国政運営の動力回復を模索するとみえる。追加補正予算などの懸案を解決し、大宇(デウ)造船海洋関連の大統領府西別館会議への野党の攻勢に備えるために与党の結集が切迫した状況だ。朴大統領は来月、国会議長団および常任委員長団との昼食会も開く予定だという。
장택동 チャン・テクトン記者 기자will71@donga.com