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[オピニオン]また変わった国家情報院のモットー

[オピニオン]また変わった国家情報院のモットー

Posted June. 14, 2016 07:13,   

Updated June. 14, 2016 07:27

米ホワイトハウスのシステムは、1930年代、フランクリン・ルーズベルト大統領の時に作られ始めた。ウィルソン大統領の時は、参謀は電話をつなぐ秘書やタイプライターだったにすぎない。中央情報局(CIA)などホワイトハウスの直属の機関を専門性に合わせて分離・拡大することに対して懸念が起こった時、ルーズベルト大統領が組織を守るために言った有名な言葉が「匿名への情熱(passion for anonymity)」だった。

◆韓国には、「匿名への情熱」がCIAのモットーのように知られているが、そうではない。この言葉は米大統領を補佐するすべての直属機関の非公式のモットーに相違ない。この言葉からインスピレーションを得て、1961年に国家情報院の前身である中央情報部を作り、最初の首長を務めた金鍾泌(キム・ジョンピル)氏が「日陰で働き、日の当たる場所を指向する」という国家情報院の初の院訓を作った。

◆金大中(キム・デジュン)政府は1999年、院訓を「情報は国力だ」に変えた。CIA

の公式モットー「国家の仕事。情報の中心(The Work of a Nation. The Center of Intelligence)」のように単純だが、しっかりとした味わいがある。李明博(イ・ミョンバク)政府はこの院訓が無味乾燥だと思ったのか、2008年に「自由と真理に向かう無名の献身」に直した。CIAの非公式のモットー「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネ福音8章32節)に出てくる用語を巧妙に取り入れた感がある。

◆朴 槿恵(パク・クンへ)政府が院訓を再び「声なき献身、大韓民国の守護と栄光のために」に変えた。「自由と真理に向かう無名の献身」は、学問的・宗教的ニュアンスが感じられ、情報機関の公式モットーとしては適しているとは言えない。「声なき献身」は、「匿名への情熱」を現代化した言葉としては、「無名の献身」より感じがいい。ただ、「大韓民国の守護と栄光のために」は蛇足のようだ。国家情報院が政権ではなく大韓民国に献身しなければならないということあえて強調している。モットーを変えたからといって実体が変わるわけではない。実体が変わってこそCIAのように数十年が経っても変わらないモットーになることができる。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員pisong@donga.com



송평인기자 ソン・ピョンイン記者 pisong@donga.com