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[オピニオン]疑われる夫の夕暮れ

Posted May. 21, 2016 08:58,   

Updated May. 21, 2016 09:01

今日5月21日は、「夫婦の日」だ。昔から伝わってくる伝統でも、企業がわざわざ作った商術でもなく、法定記念日だ。慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)のクォン・ジェド牧師は、1995年の子供の日にテレビで、「うちのママとパパが一緒に住むことが願いだ」というとある子供の言葉を耳にし、「夫婦の日」キャンペーンを開始した。クォン牧師は、「夫婦の日の委員会」を立ち上げ、毎年5月21日に行事を開いた。日付は二つ(2)が一つ(1)になるという意味に合わせて選んだ。氏は2001年からこの日を国家記念日に指定してほしいと請願を出した末、2007年ようやく願いがかなった。

◆クォン牧師は、夫婦の十戒、夫婦喧嘩の十戒も作った。今は少し異なる夫婦の十戒が出ているが、第一戒は、「二人が同時に怒ったりしてはならない」とほぼ似ている。結婚初期に争いや対立を避けるための要領といえる。歯磨きを真ん中から使うとか、物を頻繁に失くすなどの、交際時は目につかなかったり、魅力と思っていた相手のあらが、次第に気になり、夫婦喧嘩へと飛び火する。

◆ビックデータ分析会社であるダウムソフトがこの3年5ヵ月間、ネット上のブログやコミュニティに掲載された5億3000万件の書き込みを分析した結果、「疑われる人」のトップは夫だった。「嘘つき上位10位」でも、夫は3位だった。二つの分野共に、妻は10以内になかった。妻が見る夫の信頼指数は最下位といえる。世間には、「騙される男」と「騙す男」がいると言われているが、このような調査結果をみれば、「騙す男」の方が一段と多いらしい。

◆結婚から20年以上経った夫婦の離婚率が上がり続け、昨年は全体離婚件数のうち30%を突破した。最近の熟年離婚は、夫の方が先に離婚を要求する事例が大幅に増えている。引退後、家で邪魔者扱いされるぐらいなら、一人暮らしの方がましだと決断を下すという。妻たちは、「この歳で、夫の世話なんかするものか」と同意するという。夫婦の十戒のうち、「秘密を隠すな」、「最初の恋を忘れるな」は、おおむね後ろの方にある。生きていても同じ部屋を使い、死んでからも同じ部屋を使うのが夫婦だという言葉は、今は昔となっているような気がする。

異鎭(イ・ジン)論説委員 leej@donga.com