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33キロを増やして補充役判定を受けた頑丈な男、フェイスブックの書き込みでばれる

33キロを増やして補充役判定を受けた頑丈な男、フェイスブックの書き込みでばれる

Posted February. 24, 2016 07:20,   

Updated February. 24, 2016 07:36

高校時代は自他ともに認める「素敵な体の持ち主」だったキム某氏(23)は2011年、高校ボディビル大会を総なめし、その翌年は有名大学にスポーツ特技生として合格した。大学合格通知を受けた喜びもつかの間、キム氏は間もなく届けられるはずの入隊通知書が気になった。頑丈な体格のため、現役での入隊は火を見るよりも明らかだった。キム氏は、ネットから「身長に比べ体重が重かったら、軍隊に行かないこともありうる」ということに接し、再び「体を使う」ことを決めた。

卒業から6ヵ月後の兵務庁徴兵身体検査で、キム氏はすっかり別人になっていた。卒業当時は176センチの身長に体重90キロの筋肉マンだったキム氏が、身体検査では123キロだったので、補充役判定を受けたのだ。キム氏は、ボディビル大会で筋肉の鮮明さを保つため、20〜30キロを一気に増やしては減らすコツを知っていた。

しかし、完全犯罪で終わるかのように見えたキム氏の変身は、自らフェイスブックにうっかり掲載した文のため、尻尾をつかまれた。身体検査を受ける一週間前、「ダイエットしたいが、身体検査の日付が繰り下がった。1ヵ月間(体重を)維持、どうすりゃいいかな。いつ体重減らせばよいのか」という文が、捜査網に引っかかった。この文の下には、「少し我慢すれば、2年間を稼げる」という友人の書き込みも書き込まれていた。キム氏は身体検査直後、「台風が来ても来なくても、僕は運動しにいくぞ」と、ダイエットに向け意志を燃やした。警察捜査を受ける時は、嘘のように30キロが減っていた。

仁川(インチョン)地裁刑事1単独の尹希燦(ユン・ヒチャン)判事は、兵役法違反容疑で起訴されたキム被告に対し、懲役8ヵ月に執行猶予2年の判決を下したと、23日明らかにした。キム氏は、足首の捻挫で運動ができなかったため、体重が増えたと主張したが、尹判事は、フェイスブックの内容やギプス期間が2〜3週間に過ぎなかったことなどを理由に受け入れなかった。有罪が確定すれば、キム被告は再び身体検査を受け、兵役義務を履行しなければならない。



신동진기자 シン・ドンジン記者 shine@donga.com