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李在明氏「左右ではなく実力派」、金文洙氏「怪物独裁を阻止せねば」

李在明氏「左右ではなく実力派」、金文洙氏「怪物独裁を阻止せねば」

Posted June. 02, 2025 09:53,   

Updated June. 02, 2025 09:53


6月3日の大統領選挙を2日後に控えた1日、与野党の各候補は選挙戦の終盤に激戦地域を訪ねて支持を訴えた。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補は、保守勢力の支持が強い地域で支持の拡大を図ることで確実な過半数の得票を狙う戦略だ。一方、与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補は、支持が弱い地域で「超圧縮」遊説を展開し、逆転を狙う構えだ。

李在明氏は同日、慶尚北道安東市(キョンサンブクト・アンドンシ)、大邱(テグ)市、蔚山(ウルサン)市、釜山(プサン)市を順に訪問し、いわゆる「激戦地」での支持固めに集中した。今月13日、公式選挙運動2日目に大邱・慶尚北道を訪れて以来、選挙戦最終週の週末にも再び同地域を回り、慶尚道の支持獲得に力を入れた。

李在明氏は大邱市内の東大邱(トンデグ)駅広場にある朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の銅像前で、「左派だ右派だといった区別はしない。我々は『実力派』だ」と述べ、国民統合の必要性を訴えた。

金氏は、全国有権者の51%が集中する首都圏に狙いを定め、水原(スウォン)市、城南(ソンナム)市、ソウル江西(カンソ)区など国民の力の支持が弱い地域10ヵ所を、1時間ごとに移動しながら精力的に遊説。「反李在明」票の掘り起こしに集中した。

金氏は水原市広橋(クァンギョ)での演説で李在明氏を批判し、「防弾ガラス、防弾チョッキを着て、あらゆる防弾立法を行い、『防弾怪物独裁』をしようとしている。そんなことが許されて良いのか」と訴えた。

保守派野党の「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補は、地盤である京畿道華城市(ファソンシ)の東灘湖水(トンタンホス)公園で演説し、「大統領選では左右を超えて、大韓民国が前に進む道を選んできた。若い力で韓国政治の中心を変えていく」と語った。

投票日前日の2日に行う最後の遊説会場も決まった。李在明氏はソウル汝矣島(ヨイド)公園、金氏はソウル市庁前のソウル広場、李俊錫氏は大邱寿城区(スソング)でそれぞれ最後の遊説を行う予定だ。


金聖模 mo@donga.com