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北朝鮮、崔竜海氏が2ヵ月ぶりに復権

Posted January. 16, 2016 07:59,   

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が11月初めに左遷させた崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党書記が、14日に約2ヵ月半ぶりに公開の席上に再び姿を現した。4度目の核実験があった後であり、注目される。金第1書記が、対北朝鮮制裁の動きを見せる中国を説得する特使役を崔氏に任せる可能性があるという観測が流れている。

北朝鮮の労働新聞は15日付の1面で、「金日成(キム・イルソン)社会主義青年同盟70年慶祝行事代表証授与」が行われたと伝え、「党書記の崔竜海同志が演説した」と伝えた。左遷前に党勤労団体担当書記だった崔氏の復権を伝えたのだ。政府当局者は、「左遷、反省を経て復権したようだ」と話した。崔氏が出席した行事は、青年問題を担当する勤労団体分野だ。

崔氏は軍総政治局長だった2013年5月、金第1書記の特使として中国を訪れ、習近平国家主席に会って、北朝鮮核問題を話し合う6者協議復帰の考えを伝えた。2013年2月の3度目の核実験後で、中国が独自制裁で北朝鮮を圧迫した時期だった。崔氏の訪問後、中国は徐々に制裁を緩めた。崔氏は昨年9月、中国の抗日戦争勝利70年の記念式典の時も特使として中国を訪問した。

4度目の核実験後、中国の対北朝鮮制裁の強度が高まれば、金第1書記が崔氏に中国を説得して局面を打開する役割を任せる可能性がある。対南・対外責任者だった金養建(キム・ヤンゴン)氏が昨年12月に急死した後、崔氏が金氏の空白を埋める可能性があるという見方もある。



zeitung@donga.com