
イ・ボミ(27)は、今年に最高の1年を送った。日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーの7勝に加え、年間獲得賞金記録まで塗り替えた。これに、イ・ボミの専従キャディの清水重憲氏(41)の功も欠かせない。
2013年、イ・ボミと初めて縁を結んだ清水氏は2007年に男女賞金王を同時に誕生させ「賞金王メーカー」と呼ばれた。イ・ボミとは3年の間、11勝を合作した。6日、日本名古屋の三好カントリクラブで会った氏は、「日本女子ゴルフの歴史を変えたイ・ボミのキャディを勤めたことは光栄だ」と話した。
清水氏は、「グリーンが相対的に狭い日本のゴルフ場に適応するため、イ・ボミは数え切れないほどアプローチショットの練習を繰り返した。本当に、やり過ぎと思えるほどだった。練習だけではない。イ・ボミは、3年前は日本語も殆ど話せなかったが、一生懸命に勉強して、今はネイティブ並みだ」と振り返った。その上で、「イ・ボミが日本で人気を集めている理由は、優れた実力もあるけど、いくら苦しい時でもファンに対しては笑みを忘れずにサインをしてあげてきたお陰だ」と話した。
さらに、「イ・ボミは少しでも不安な気持ちがあるとミスが出る。不安感をなくしてあげるために、本当に沢山の会話をしながら、余計な雑念を払いのけるよう心がけている」と話した。その秘訣の一つは、韓国語で「ケンチャンアヨ」を言ってあげることだ。清水氏は、「イ・ボミにとって、この言葉は万病の薬のようだ」とし、「イ・ボミが力がなくなるまで傍にいたい。来年の五輪も一緒に出れるたら尚更だろう」と放した。
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