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地雷で負傷したキム・ジョンウォン下士が退院

地雷で負傷したキム・ジョンウォン下士が退院

Posted December. 03, 2015 07:16,   

「目が覚めた時、足がなかったんです。絶望しました。でも、今は歩いて走ることもでき、とてもうれしいです。幸せです」

2日、ソウル江東区遁村洞(カンドンク・トゥンチョンドン)の中央報勲病院でリハビリを終えたキム・ジョンウォン下士(23)の表情は明るかった。8月、非武装地帯(DMZ)で捜索活動をしていた時、北朝鮮軍が埋めた木箱地雷で右足を失った彼は、56日間リハビリ治療を受け、この日、退院した。キム下士は、「歩くことがどれほど大切なことなのか感じた」とし、「捜索大隊での任務はできなくても、軍で自分の能力を発揮したい」と話した。

義足を着けたキム下士は、戦闘服姿で病院2階のロビーで記者会見を行った。行動に不自由はないかという取材陣の質問に、キム下士は歩いたりジャンプしたりしてみせた。その場に50人余りいた病院関係者は拍手を送った。治療で最も大変だったことを聞かれ、「自分との戦い、それしかなかった」と答えた。

キム下士は、病院で股関節の筋力運動などのリハビリのほかに、火傷部位に移植した皮膚の痛みを緩和する治療を受けた。中央報勲病院のハ・ウソン院長は、「足や皮膚など外的なけがとともに心的外傷後ストレス障害(PTSD)など精神面も考慮して診療した」とし、「できるだけ早く日常生活に復帰できるよう一対一のリハビリプログラムを作った」と説明した。

記者会見を終えた後、建物の外に出ようとしたキム下士は、補装具センターのリュ・コンサン・センター長を見つけて、力いっぱい抱きしめた。リュ・センター長は、キム下士が違和感なく義足を使えるように助力したという。リュ・センター長は、「この間で情が生まれた」と話した。キム下士は、「2ヵ月近く心のこもった治療を受けた。体のけがも心も治って退院できる」とし、医療スタッフに感謝の気持ちを伝えた。

キム下士は今後、国軍首都病院で本人が必要と判断する追加治療を受ける。ファン・イルウン国軍医務司令官(准将)は、「治療がすべて終われば部隊に復帰するというキム下士の気持ちを最大限考慮し、必要な支援を惜しまない」と話した。医務司令部関係者は、「中央報勲病院に入院したハ・ジェホン下士(21)は現在、室内歩行や階段歩行などリハビリ治療を受けている」とし、「12月末まで集中治療を受けた後、退院の時期を決める」と話した。キム下士とハ下士は来年11月、中士に進級する。