
今年4月、釜山市水営区広安洞(プサンシ・スヨンク・クァンアンドン)で分譲された「広安ザ・シャープ」マンションは平面設計によって請約の成績が分かれた。このマンションの84㎡の場合、マッチ箱のように真四角の伝統的な板状型タイプ(84㎡B型)は倍率が1147倍に上ったのに対し、タワー型(84㎡D型)の倍率はその半分程度の596倍に止まった。
先月ソウル松坡区可楽洞(ソンパク・カラクドン)で分譲された「松坡ヘリオ・シティ」の請約でも板状型の人気は高かった。専用84㎡の板状型タイプが最高238倍で最も早く請約申請受付を終了したのに対し、タワー型の倍率は8倍から43倍に止まった。
最近、韓国のマンション請約市場で板状型マンションが再び人気を集めている。同じ棟の全ての世帯が一つの方向に向かって建てられる長方形の板状型タイプは一時期「マッチ箱マンション」と呼ばれ、型にはまった旧式マンションの代名詞とされた。特に2000年代初めに「タワーパレス」(ソウル江南区道谷洞)など、派手な外観のタワー型複合ビルが登場し、「板状型は時代遅れのマンション」という認識が広がった。しかし最近マンション施工技術の発達を受け、板状型マンションの短所が大幅に改善され、再び人気を集めている。
30日不動産業界によると、今年1〜11月に全国で分譲されたマンションのうち、請約の倍率が最も高かったマンション10ヵ所中8ヵ所は、板状型タイプだった。かつてほとんどの板状型マンションは廊下のような構造になっており、バルコニーを除く各世帯の3面が壁や廊下に面していた。このため風通しと採光が悪く、全ての棟が向き合っていることからプライバシー侵害を指摘する声もあった。
板状型が再び注目を集めているのは、「4ベイ(3つの部屋とリビングを全て前面部に配置)」設計が登場したからだ。ほとんどの4ベイマンションではキッチンとリビングが向き合っており、両側の窓で風を通すことができる。リビングと全ての部屋にバルコニーがあり、採光も風通しも良い。先月ロッテ建設が江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)の原州企業都市で分譲した「原州ロッテ・キャッスル・ザ・ファースト」は全ての棟を板状型に設計し、建物をV字型に配置して、プライバシー問題を抑えた。
このように板状型が人気を博すと、全ての棟を板状型にするマンション団地も増えている。今月KCC建設が蔚山市北区(ウルサンシ・プクク)ブルマ・シティで分譲する「ブルマシティKCCスウィッツェン」と、大宇(テウ)建設が京畿道安城市加士洞(キョンギド・アンソンシ・カサドン)に建てる「安城プルジオ」などが代表的だ。






