
エジプト・シナイ半島で墜落したロシア・コガリムアビア社の旅客機A-321について、空中分解したという第1次調査結果が発表された。ロシア国際航空委員会のヴィクトル委員長は1日、旅客機の墜落現場で記者たちに対し、「20㎢に及ぶ地域に破片が散乱していることから、旅客機は高高度で分解したものと見られる」とし、「これだけで具体的な旅客機の墜落原因を判断するのは早い」と述べた。他の関係者は「二つに割れた飛行機の片方が岩と衝突し、もう片方が墜落して炎上したようだ」と伝えた。
旅客機は先月31日午前5時51分、エジプトのシャルム・エル・シェイクから離陸して、約3万100フィート(約9450メートル)の高度に達した後、突然1分間に1500mものペースで急降下して墜落したと、米CNNが伝えた。
このような調査結果を受け、「テロ」の可能性も完全に排除できなくなったと海外メディアは報道している。スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」のエジプト支部は、自身たちが旅客機を撃墜したと主張している。
しかし、専門家は依然として機体不調の可能性が高いとみている。英ガーディアン紙は1日、同旅客機の尾部が2001年に衝突・損傷したことがあるとし、今回も尾部の不具合による事故の可能性があると主張した。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は「日本でも1985年に尾部が接触する『テイルストライク』を経験した後、適切に修理されなかった旅客機が大型事故になったことがある」と報じた。犠牲者のほとんどがシートベルトを着用したまま見つかっていることも、機長が事前に機体の異常を察知していたという機体不調説を裏付けている。
ガーディアンは同日、エジプト当局が事故現場で犠牲者244人のうち、162人の遺体を収容したと伝えた。ロシア当局はまず、144人の遺体を輸送機でロシア・サンクトペテルブルク市のプルコボ国際空港に搬送した。事故現場には旅客機の破片が散乱している中、犠牲者のぬいぐるみやスーツケース、衣類などの所持品が発見された。
3日間の国家哀悼の日が宣言されたロシア全域は、悲しみに包まれている。2日ロシア・インタファクスは、「遺体が搬送されたプルコボ国際空港では、数千人の市民たちがろうそくを手にもって献花をし、モスクワをはじめとするロシア全域に弔旗が掲げられた」と報じた。
カタールやバーレーン、クウェートなどの周辺国は、事故の原因が解明されるまで予防の観点からシナイ半島を通過する航空機の航路を変更すると明らかにした。
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