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三星ペイ、2ヵ月間で「10・100・1000」の神話を達成

三星ペイ、2ヵ月間で「10・100・1000」の神話を達成

Posted October. 26, 2015 07:12,   

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三星(サムスン)電子のモバイル決済サービス・三星ペイが、国内発売開始から2ヵ月間で加入者100万人を達成した。

25日、三星電子によると、三星ペイは8月20日の国内発売以降1日当たりの決済件数が10万件、累積加入者数は100万人、累積決済金額は1000億ウォン以上を記録した。累積加入者数が伸びたことを受け、1日当たりの総決済金額も、サービス初期の7億〜8億ウォンから、最近は20億ウォン以上へと膨らんだ。

三星電子の関係者は、「三星ペイの使途について分析した結果、デパートや大手スーパーから、コンビニや在来市場、小規模な飲食店まで、生活密着型業種の多岐にわたっている」と説明した。これに先立って、9月に、三星カードが業種別使途について分析した時も、外食業種(25.7%)、コンビニ(13.3%)、コーヒー専門店(10.3%)などの順であり、中小加盟店で利用率が高かった。

三星電子は早ければ来月から、三星ペイにメンバーシップカードの管理や交通カードの機能も追加して、消費者たちが日常でさらに多様な用途で利用できるように支援する予定だ。現在は、三星ペイを通じて、オフライン決済を始め、ウリ銀行の現金預け払い機(ATM)からの引出や三星カードのオンライン上での決済に利用できる。

三星ペイのヒットは、三星ペイを支援する三星電子のプレミアムスマートフォンの国内販売台数の増加へとつながっている。三星ペイと共に国内に発売されたギャラクシーノート5は、2ヵ月以上、1日に平均1万台以上が売られている。ギャラクシーノート5と一緒に発売されたギャラクシーS6エッジプラスと合計して、最近、国内での販売台数は100万台を超えたという。

国内モバイル通信業界の関係者は、「ギャラクシーノート5は、三星電子のギャラクシーノートシリーズの中で最も早い販売台数を記録している」と言い、「国内販売トップの座を2ヵ月間守っている」と伝えた。特に、ギャラクシーノート5の購入客のうち、半分以上が三星ペイに加入したという。三星電子は現在、三星ペイを使用できる4つのプレミアムモデルのほか、中低価格のモデルにも三星ペイの適用を拡大して、消費者を三星製品に引き留める効果を最大化するという戦略だ。

三星ペイは、米国にも9月末に発売され、今月21日からは、現地の最大手モバイル通信会社ベライゾンも参加したことで、米国でも本格的に拡散されるものとみられる。最近、米投資銀行JPモルガンも、「三星ペイが勢力図を揺るがすかもしれない(It could be a game changer)」というタイトルの報告書で、「三星ペイの善戦は、実際、三星スマートフォンの販売増大へとつながるだろう」という分析をまとめた。

三星電子の関係者は、「米国に次いで、中国や英国、スペインなど欧州やアジア主要市場へと、発売国を増やしていき、すそ野を拡大していくだろう」と説明した。