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1人射殺、1人逮捕…「ショーシャンクの脱出」はなかった

1人射殺、1人逮捕…「ショーシャンクの脱出」はなかった

Posted June. 30, 2015 09:21,   

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「彼らはあまりにも危険な人間だった。悪夢がようやく終わった」。米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は28日、映画『ショーシャンクの空に』を彷彿とさせる希代の脱獄事件が発生から22日で解決し、記者会見を通じてこのように明らかにした。ニューヨーク州クリントン郡ダネモラのクリントン刑務所に殺人罪で収監されていたリチャード・マット受刑者(48)とデビッド・スウェット受刑者(34)が今月6日未明に脱獄し、脱走劇をやってのけた。

AP通信などによると、2人は山の中に入り、電線や鉄道を見て方向を見計らい、カナダ国境に向かった。マット受刑者は26日、刑務所から北西43キロ、カナダ国境から16キロ離れたモーロンタウンの森で発見され、抵抗したため警官に射殺された。マット受刑者がキャンピングカーを奪おうと銃を発砲したため、居場所が警察にばれた。それから2日後の28日、スウェット受刑者は、カナダ・ケベック州まで3キロほどの地点で警官の銃弾を受け、逮捕された。スウェット受刑者は命に別状はないという。

ニューヨーク州はこれまで、州と連邦警察の警官隊約1300人を投入し、大々的な捜索を行った。脱獄犯の脱走で周辺住民は恐怖に震えた。ニューヨーク・デイリー・ニュースは同日、電子版で、逮捕されたスウェット受刑者の名前を取って「No Sweat(問題ない)!」というタイトルをつけた。もう安心していいという意味だ。