２０１５年のＫＬＰＧＡでは「ドライバーもマネー」

ゴルフでは、良く「ドライバー・イズ・ショー、パット・イズ・マネー」と言われる。だが今シーズンの韓国女子プロゴルフ（ＫＬＰＧＡ）ツアーでは、「ドライバーもマネー」という話が出ている。パワーヒッターが優勝を席巻し、賞金ランキングの上位にも大挙布陣しているからだ。

今年は先週までに開かれた１１大会で平均ドライバー距離ランキングの上位７位以内の選手が合計８勝を挙げている。長打１位（２５２．５３ヤード）のキム・ミンソン（ＣＪオーショッピング）は１勝を挙げ賞金ランキング６位だ。長打２位のイ・ジョンミン（ＢＣカード）と４位ノチョン・インジ（ハイト真露）は３度ずつ優勝した。先日終わった韓国女子オープンで、ツアー初優勝をメジャータイトルで飾ったパク・ソンヒョン（ネップス）も代表的なパワーヒッターだ。韓国女子オープンが開かれた仁川（インチョン）ベアーズベスト青蘿（チョンラ）ゴルフ場ば、全長が６６３５ヤードに及ぶほど長く、向かい風が吹くホールが多いため、プレッシャーが大きかった。だが、パク・ソンヒョンは２７０〜２８０ヤードのティーショットを武器に頂上に立った。

いずれも身長が１７０センチを超え、長打力を誇る女性プレイヤーたちが最盛期を謳歌している背景には、大会を重ねる度にコースの全長が６７００ヤード前後まで伸びている上、グリーンも難易度が高くなったことが影響しているものと分析される。元ゴルフ代表監督のハン・ヨンヒ氏は、「セカンドショットでどのクラブを取るかがスコアに大きな影響を与えることになった。ピッチングウェッジのような短いクラブでグリーンを攻略すれば、バーディーチャンスが大きく増えるだろう」と話した。

パク・ソンヒョンと田仁智（チョン・インジ）のクラブ契約会社であるＰＩＮＧゴルフのスイング解析によると、両選手のドライバーのヘッドスピードは１００マイルに迫る。同社マーケティングチーム長のカン・サンボム氏は、「１００マイルなら男性のアマチュアでも速い方だ。女性プロの平均ヘッドスピードは９０マイル程度だ」と話した。

フィールドに君臨しているパワーヒッターたちは、２５日、安山（アンサン）アイランドＣＣで開幕するＫＬＰＧＡツアー・ＢＣカード韓経（ハンギョン）レディースカップで優勝を争う。イ・ジョンミン、田仁智、パク・ソンヒョンは第１ラウンドで同じ組に入った。昨年の国内ツアーで飛距離短キング３位（２６２ヤード）だったチャン・ハナも、米女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアーから久しぶりに帰国して出場する。

kjs0123@donga.com