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与党内部でも批判の声、国会法改正案で四面楚歌の劉承旼氏

与党内部でも批判の声、国会法改正案で四面楚歌の劉承旼氏

Posted June. 02, 2015 07:20,   

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1日に開かれた与党セヌリ党の最高委員会議は、国会法改正案交渉を担う劉承旼(ユ・スンミン)院内代表に対する糾弾の場となった。国会法改正案に対する大統領府の「違憲攻勢」が、劉院内代表に集中している。

親朴(親朴槿恵)系の座長である徐清源(ソ・チョンウォン)最高委員が先に火ぶたを切った。徐氏は、「党内で(違憲素地が)問題になったが、公務員年金法のために泣き寝入りする形で同時に処理された」としながらも、「安易に考えていると、今後どんなことが起こるか火を見るよりも明らかだ」と非難した。李仁済(イ・インジェ)最高委員も、「大統領は明確に我が党の最高指導者だ。今からでも院内執行部と党代表は大統領府を訪ねるべきだ」と加勢した。

非朴系(非朴槿恵大統領系)の金台鎬(キム・テホ)最高委員は、「交渉の結果が、いつも党と大統領府の対立に映っている」とし、劉院内代表を非難した。親朴系統の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)最高委員は、「責任が必要というなら、責任問題も考えてみるべき問題だ」と述べ、問責論まで取り上げた。

劉院内代表の肩を持つ声は聞こえなかった。先月28日、公務員年金改革案処理と国民年金を結びつける与野党協議案を提案した当時は、最高委員会の雰囲気もこのように重くはなかった。

沈うつな表情の劉院内代表は、最高委員会の間、沈黙を守った。最高委員会議が終わった後も、大統領が拒否権を行使する場合の対応について、「考えてみる」とだけ述べて急いで席を立った。

しかし、劉院内代表は、国会法改正案は強制性がないため、大統領府の対応は大げさだと考えているという。野党との再協議も難しい。大統領府と野党の間で板ばさみの状態だ。朴大統領が拒否権まで示唆し、親朴系(朴大統領系)の反発が強い状況なので、沈静化に乗り出す可能性が高い。劉院内代表は責任論について「そんなことになればいつでも…」とだけ言って長考に入った。



soof@donga.com